後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

視線の先

 8月の後半が色々とドタバタしているうちに、「あードタバタしてるなー」と阿呆みたいな感想をのほほんと抱いているうちに、いつの間にやら9月になっておりました。時の流れが速いのか、あるいは自分がそのスピードに取り残されているのかはわかりませんが(おそらく圧倒的に後者でしょう)、なにはともあれ9月です。9月、というかこれからの半年ほどはもう少しギアを上げて色々とこなしていきたいなぁ、と密かに思ってたりします。後回しにしてきたことも色々とありますのでね。

 

 特にこれといって特別なことがあったわけでも、書きたいことがあるわけでもないのですが、先日、日向坂46さんの写真集『立ち漕ぎ』を買いました。

 

 最近、すっかりおひさま(日向坂46のファンのことを言うらしいです)なのですが、いやはや素晴らしく良い写真集でした。何でもかんでも「エモい」で済ましてしまうのには思考停止感があってあまり好きじゃないのですが、それでも、その写真の一つ一つに「エモさ」を感じられる素敵な一冊でございました(そして2000円は安い!)。

 シチュエーションとしては、日向坂メンバーが沖縄で過ごす、というものなのですが、謳い文句通り「日常を過ごしている」という雰囲気がとても良かったです。もちろん写真集ですのでカメラマンがいて、カメラがあるわけなのですが、それぞれの写真に写っているメンバーの視線の先にはきっと別のメンバーがいてワイワイ過ごしているんだろうな、と想像してしまうくらい、「こうやっていつも過ごしているんだろうな」と感じてしまうのです。そこにはカメラも写真集を見ている私もいないのです。まるで写真集を見ている自分が日向坂のメンバーの一人なのではないか、と錯覚してしまうくらい、そこには彼女たちの日常が生き生きと写っているのです。最後の編集者さんから「日常ってすべてが楽しいもんでもない。でも、そのすべてが大事なんだ」というメッセージがあるのですが、まさしくそのとおりの写真集でございました。中には読者を意識したネグリジェ姿であったり入浴シーンの写真もあるのですが、それだけが目玉にならないくらい(いや、もちろんその写真も良かったのですが)、どの写真も素晴らしいのです。写真なのに、そのシーンを想像して映像で再生できるくらい、エモさが爆発しておりました。いやはや、良い写真集だ…(そればっかり書いてますね)

 あと、ツイッタでも書いたことなのですが、アイドルと水しぶきってどうしてこうも素晴らしい組み合わせなんでしょうね。黄金比です。あと花火。最強です。