後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

「アメリカンドリームが私の青春」

 昨日、卒業式について書いたので(その後、大学の卒業式も中止になったそうです)、関連してじゃないですけどトピックスがあったので卒業についてです。とは言いつつも、一般的な卒業ではなくて、アイドルさんの卒業についてなんですがね。

 先月、日向坂46の井口眞緒さんがグループを卒業することが発表されました。そのことについてずっと考えていたのですが、結局あれこれ考えても仕方ないことですし、ファンはそれを受け入れるしかできないんですよね。そもそもの前提として。卒業に至るきっかけとなったのは、週刊誌?サイト?に写真をとられてしまったことなのですが、やはりそういう時にアイドルさんは槍玉に上げられるものなんですよ。愛のないまとめ情報サイト(すべてがそうとは言いませんし、愛があってグループを応援しているサイトさんももちろんあります)なんかには、読む気も失せるようなコメントが載っていたりもするのですよ。そりゃ、「アイドル」という職業をやっている上で写真を取られてしまったことは致命的なことだったと思いますし、ご本人もきっと我々が想像もつかないくらいその後のことについて悩まれたことだと思います。でも、井口さんの底抜けに明るいキャラクタももちろん知ってますから、きっとどこかで復帰してくれることだろうと思っておりました。なので、卒業という発表には寂しいような、でも、最終的には本人が決めたことだしなぁ、というような、色んな感情が混在しておりました。ご本人の最後のブログには悲痛なくらい謝罪の言葉を書き連ねていてさ。いや、やっぱり寂しいものですよばうちゃん。

 また、そのことに対する他のメンバーのブログを読むと、井口さんがどれだけ愛されていて信頼されていたかがわかります。そりゃ、やってしまったことに対して思うことは色々あるのでしょうけれども(きっとファン以上に影響は大きかったでしょうし)、でもそれ以上にやはりかけがえのない人だったのでしょう。外側からは色んな意見が飛び交うし、そこには悪意が含まれていることもありますが、仲間から、そして後輩から愛されていたということは紛れもない真実なのでしょう。私はけやき坂の初期の頃はあまり知らなかったのですが、最初から一緒に戦ってきたメンバーですものね。

 つい先日発売された日向坂46の新曲『ソンナコトナイヨ』のカップリング曲『君のために何ができるだろう』には「生きることは 変化して行くこと」という歌詞があります。今回の井口さんの卒業も、もちろん寂しいことなのですが、変化の一つとして受け入れていくしかないのでしょう。きっと今後も、誰かが卒業したり、新しく誰かが入ってきたりと、色んな変化があるのがアイドルグループの宿命でしょうし、それを同じく受け入れていくのがアイドルファンの宿命なのですから。King Gnuの井口さん(偶然同じ名字ですね)もオールナイトニッポン0で話されていましたが、間違いは誰にでもあってそしてこれから頑張っていこうという人はやっぱり応援してあげたいと思うものです。ばうちゃんのこれからの人生がいっぱい素敵で幸せなことにあふれていますように。