後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

僕らがライブに行く理由(日向坂46『Happy Train Tour 2023』福岡公演2日目に行ってきた話)

 先日10月15日、マリンメッセ福岡で開催された『Happy Train Tour 2023』福岡公演の2日目に参加しました。今回の全国ツアーもこれで全5会場、合計10公演の千秋楽を迎えます(追加公演のKアリーナも発表されましたが)。私が参加したのは大阪公演両日、愛知公演2日目、宮城公演両日、そしてこの福岡公演2日目なので、6/10でした。いろんなとこ行ったなぁ…としみじみ感じます(良い思い出です)。そもそもこの福岡公演は元々は行くつもりもなかったのですが、先週10月6, 7日の宮城公演を終えた時点でまだ一般チケットが買えたため、ノリと勢いで購入しました。飛行機とホテルもそのままの勢いで予約した(こういうのわりと大事)。ちなみに次の日の月曜日は普通にお仕事なので、ライブのためだけに福岡に行って月曜朝の飛行機で帰ってきました。弾丸がすぎた。

 で、勢いで参加した福岡公演の2日目だったのですが、これがね、もうめちゃくちゃ良かった。ライブの度に「最高に良かった」って言ってるので我ながらあまり信用できないかもしれませんが、いやね、めちゃくちゃ良かったのよ。

 セットリスト自体は、ツアーを通して大きくは違わないのですが、一番の目玉はなんといってもWアンコール後、初披露となる2ndアルバムのリード曲『君は0から1になれ』でしょう。これがもうね、素晴らしく最高に良かった。

 


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 MV自体はすでに公開されていました。このMV(と曲に対して)私は「ええやんけ!」と思ったのですが、どうも評価がイマイチで「なんでや……」とぐっと堪えていました。まぁそれについては、私自身が音楽を評価するだけの素養を持ち合わせておらず、「好きかそうじゃないか」の評価軸しか持ち合わせていないのが原因なのでしょうけれども、それでも「好き!」と感じたものの評価が低いとちょっと悔しかったりするわけです(もちろん、どんな感想を持つのもそれぞれの自由です)。

 そんな『君は0から1になれ』がWアンコールの後に初披露されたのですが、これがね、もうね、そういう不安みたいなものを吹き飛ばすくらい良かったのです。めちゃくちゃライブ映えしてて、最高にかっこよくて、半端なく楽しかったです。おそらく最初からライブで映えるようにデザインされていたのでしょうね。過去のシングル曲の振り付けを取り入れたダンスも、初見でも一発でコールを入れられるような曲調も。初披露とは思えないくらいの、会場が揺れんばかりのコールの揃いっぷりでした。

 センターは日向坂46のキャプテン佐々木久美さんで、グループを牽引して0から1を切り拓いてきた人です。その人がセンターであるのですからこの曲の説得力も凄まじいものですし、そもそも一人のアイドルとして、センターに立つ佐々木久美ちゃんはビカビカに輝いていました。まじで後光がさしてた。フォーメーションも、キャプテンがグループを率いていながらも、同時にメンバーがキャプテンを支えているようにも感じられて、日向坂っぽくて良かったです。そしてその雰囲気と感情はさらにメンバーだけでなく、観客席まで伝播していき、互いにぐんぐんとボルテージを増幅させて爆発していったような感じ。ライブにおいて客席との共振・共鳴を大事にして「いっしょにライブを作り上げる」ということをやってきた日向坂46だからこその圧巻のステージで、最高でした。あと、衣装がシンプルにめちゃくちゃ好み。フリルのついたパンツスタイルは日向坂46としては珍しく、それがまた振り付けとめちゃくちゃマッチしていてとても良かった。ちょっとブルボンのホワイトロリータ感もあった(台無しの感想)。

 初披露後の挨拶での佐々木久美さんの「ライブで最強になる」という言葉が印象的であるとともに、「そうだった、私はこれが理由で日向坂を好きになったんだな」というのを思い出しました。「ライブが強い日向坂」というのは、コロナ禍前までよく言われていたのですが、それを今このタイミングでキャプテン自身の言葉として聞けたのは、なんだかとても良かったです。そんな初披露の『君は0から1になれ』でございました。

 

 さて、このままだと福岡公演の感想がそれだけになってしまいますので、それ以外についても。といってもWアンコール以外は基本的なセットリストは共通していますので、過去の感想文と重複している部分もありますが…

 

※過去の公演の感想文

sibainu08.hatenablog.com

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 日替わり曲、地方ツアーの最後ということもあって、『キュン』『ドレミソラシド』のコールは会場が割れんばかりの凄まじさ。やっぱり『キュン』って好きだなぁと再認識しました。

 3期生のスタンドトロッコ曲は『この夏をジャムにしよう』。私が参加したライブでは2回目。『パクチー ピーマン グリーンピース』2回、『この夏〜』2回、『ゴーフルと君』1回、『愛のひきこもり』1回というバランスの良い結果となりました。『愛のひきこもり』が大阪公演2日目しか披露されていないのでレア度が高かったようですが、この曲はどちらかというとトロッコよりもステージの振り付けで聴きたい曲だったりします。あと、トロッコで目の前を通ったみくにちゃん(髙橋未来虹さん)がなんかとても良かった。

 4期生の『期待していない自分』の福岡公演2日目の日替わりセンター、この日は清水理央さん。様々な葛藤や思いのこもった目が良かった。4期生の『期待していない自分』はセンターを担当する子の「目」にそれぞれ違いがあって見応えがありましたね。

 またこれはどうでも良いことなのですが、4期生の『見たことない魔物』『期待していない自分』のあと、きらりんちょ(竹内希来里さん)とひら砲(平尾帆夏さん)だけ制服衣装のシャツがスカートから出ていて「田舎女子高生の夏休みみたいだなぁ」と思っていたのですが、ちゃんと確認したらステージの始まる前から出てた。そういう着こなしだった。

 期別カップリング曲はこの日は9thシングル(1期生『愛はこっちのものだ』2期生『You're in my way』)。あやちゃん(高本彩花さん)とめいちゃん(東村芽依さん)(推し)(可愛い)(猫)のWセンター曲である『愛はこっちのものだ』をこの日も聴けてラッキィでした。ツアーではそれぞれの会場で2日間あるうちの片方だけで披露されるのですが(もう片方の日は10thシングルカップリング曲)、私が参加したライブでは4回見られた(というか見られなかったのは参加していない神奈川公演だけ)ので、なかなかの当たり率となりました。まぁ推すってこういうことです想いが伝わるものです(激キモ)。びかびかのミラーボールが輝くぶりぶりのダンスミュージック、ソロのダンスパートもあって最高に楽しいこの曲ですが、2日目のこのステージでは、最後パートで一番高いステージにWセンターのあゃめぃちゃんとなっちょさん(潮紗理菜さん)が立っていて、なんだかそれも込みでぐっと来ましたね(もしかしたら他の日でもそうだったのかもしれないけれど。相変わらず記憶が曖昧です)。1期生のあの感じのファンです。

 もう一個余計な話を。この日のめいちゃんの髪型がおさげツインテールでそれもバクレツにキュートだったのですが、MCの最中に隣に並んでいたあやちゃんがめいちゃんのツインテールの片方を鷲掴みにしていて、そしてめいちゃんはもう片方の髪の束を自分で掴んで匂いを嗅いでいました。暇を持て余していたのかもしれんけど、なんかバグが連鎖したみたいな光景だった。

 今回のツアーのセットリストではいくつか「好きな流れ」というのがあるのですが、後半の『One choice』『My fans』『NO WAR in the future 2020』もだいぶ好きです(『シーラカンス』〜『ガラス窓が汚れてる』も好きだしそれは前にも書きましたが)。『One choice』はオリジナルメンバーのうち休養中の丹生ちゃんと卒業された影山さんポジションに4期生の正源司陽子さん宮地すみれさんが入ったフォーメーション。代打センターの正源司さんの堂々っぷりはツアーが進むについれてどんどん馴染んでくる感じがとても良かった。そしてその正源司さんのセンターを支える先輩メンバーの安心感がすごい。また、どうしても正源司さんが注目されやすいのですが、宮地さんの軽やかさもとても良いです。きっと宮地さんにしか出せない味なんだろうなと思いました。そんな先輩と後輩の信頼感が垣間見える『One choice』からの、4期生が先輩を睨みつける演出の『My fans』は新鮮でめちゃくちゃカッコいい。4期生のセンターポジションを務めるはるはる(山下葉留花さん)は表情の幅が広くてビビります。『シーラカンス』は爽やかな笑顔を振りまいていたので、余計にその変化に引き込まれました。で、バチバチの構図からの合流して『My fans』ラスサビ&『NO WAR〜』。期別ダンスパートもあって、アレンジが最高でした。めちゃくちゃ良かった。

 掻い摘んでですが、そんな福岡公演2日目でした。

 

【セットリスト】10月15日@マリンメッセ福岡(2日目)

01. アディショナルタイム

02. 月と星が踊るMidnaigt

03. 川は流れる

04. キュン

05. ドレミソラシド

06. この夏をジャムにしよう 

07. シーラカンス

08. 恋は逃げ足が早い

09. ガラス窓が汚れてる

10. こんなに好きになっちゃっていいの?

11. You're in my way

12. 愛はこっちのものだ 

13. 見たことない魔物

14. 期待していない自分

15. キツネ

16. One choice

17. My fans

18. NO WAR in the future 2020

19. Am I ready?

アンコール

20. HEY!OHISAMA!

21. 誰よりも高く跳べ!2020

22. JOYFUL LOVE

Wアンコール

23. 君は0から1になれ

 

 なんというか、最後のWアンコールもそうですが、全体的に満足度がめちゃくちゃ高いツアーだな、と感じました(だから6回参加したし追加公演も申し込んだわけですが)。再生回数だとか、売上とか、動員数とか、そういう数字ばかりで評価されてしまうのですが(もちろん数字の良し悪しがライブの規模やリリースに繋がったりするので、大事であることは理解してますが)、それが時折ちょっと息苦しくも感じてしまいます。そういうのを取っ払って、純粋に「ライブが楽しい!また行きたい!」という感覚を味わわせてくれたライブのように感じました。それを思考停止と言い切ってしまったらそれまでかもしれませんが、ステージでキラキラに輝いて生きるアイドルを全身にくらう時ぐらい、余計な事考えずに楽しみたいのです。

 そんなことを思った今回の『Happy Train Tour 2023』でございました。

 

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おまけ

福岡爆食ツアー+α

めんたい重(ケータリングでおなじみのやつ)

資さんうどん(渡辺莉奈ちゃんのやつ)

どらキングエース(加藤史帆ちゃんのやつ)

めんべい(めんべい)

 

画像

東村芽依ちゃんの1st写真集『見つけた』のロケ地にも行けました(かわいい)。