後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

野外✕スタジアム✕声✕日向坂(『4回目のひな誕祭』の感想文のようなもの)

 つい先日4月1、2日に横浜スタジアムで開催された『4回目のひな誕祭』に参加してきました。この記事はその感想文なのですが、あまりにも濃厚なライブすぎて記憶が1日めだったのか2日めだったのかごちゃごちゃにもなっています。それぐらい凄まじかった。なので、1日目と2日目を分けずに思い出すがままに書いていきます。曲順も適当です。

 まず最初に、野外✕野球場✕日向坂のシチュエーションが良すぎた。それに尽きますわ。めちゃくちゃ楽しかったです。野外のイベントやライブってそんなに参加したことはないですが「野外って良いよなぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!」と心底思いました。あと声出しOKになったのも大きい。コールも合いの手もめちゃくちゃ楽しかった。ライブの1発目に合いの手レスポンス曲『HEY!OHISAMA!』で客席に声出しの練習をさせたのも良かったのでしょう。前説的な感じで。ブラバンの音とメンバー✕おひさまのコールの掛け合いが続くの楽しすぎた。最初に聴いた時は「「ヘイ!オヒサマ!」はダサすぎやろ…」とちょっとだけ思いましたが(ド失礼)、合いの手はダサければダサいほど楽しいということを身をもって学びました。

 さてそんなわけで、どっから書けばいいかわからんくらい凄まじい2日間だったのですが、とりあえず、セットリストをみてほしいです(ちょっとだけ先走ってしまったけど)。はい。

 

【セットリスト】

01. HEY!OHISAMA!

02. ドレミソラシド

03. (1日目)キュン (2日目)アザトカワイイ

04. (1日目)君しか勝たん (2日目)ソンナコトナイヨ

05. ブルーベリー&ラズベリー

06. (1日目)この夏をジャムにしよう (2日目)ゴーフルと君

07. (1日目)どうする?どうする?どうする?(2日目)Dash&Rush

08. (1日目)沈黙が愛なら (2日目)好きということは

09. ハッピーオーラ

10. ひらがなで恋したい

11. (1日目)窓を開けなくても (2日目)Footsteps

12. (1日目)ナゼー (2日目)線香花火が消えるまで

13. (1日目)沈黙した恋人よ (2日目)Cage

14. 一番好きだと言っていた小説のタイトルを思い出せない

15. こんなに好きになっちゃっていいの?

16. (1日目)永遠の白線 (2日目)半分の記憶

17. (1日目)ってか (2日目)月と星が踊るMidnight

18. 青春の馬

19. (1日目)キツネ (2日目)My fans

20. 誰よりも高く跳べ!2020

21. 知らないうちに愛されていた

アンコール

22. One choice

23. NO WAR in the future

24. JOYFUL LOVE

 

 ね、やっばいでしょ?えぐない????(伝わってくれ)「こんなん両方参加しないとあかんやつやろ…」って思うくらい2日間で変えてきてますし、最近のライブではあまりやらない曲も、ひらがなけやきの曲もふんだんにぶち込まれていて、とにかく強すぎました。1日目なんて、最近じゃめっきりやらなかっためいちゃん(東村芽依さん)(可愛い)(推し)(猫)がセンターをつとめる1期生曲『どうする?どうする?どうする?』(通称「どどど」)が流れ始めた瞬間に意識失いかけましたし(ギリギリ耐えた)、めいちゃんの参加しているユニット曲(松田好花さん、河田陽菜さん、東村芽依さん)で私がひそかに「令和の方法序説」と呼んでいる『ナゼー』が始まったときは変な声が出ましたもの。まじでめいちゃんのオタクをみなごろしにするセットリストだろ。『どうする?どうする?どうする?』はステージでなく観客席にメンバーが現れて歌うという演出だったのですが、まじで近くじゃなくて良かったです。アベコベなこと書いているけど、近くだったら完全に意識飛んでた(ステージモニターにうつる爆裂スマイルのめいちゃんがバカクソ可愛かったです)。

 


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 あまりにも良すぎて2日目のCD物販で「どどど」が収録されている『君しか勝たん』type Cを買い増ししたんですが、家に帰って冷静になってみたらそれは流石に意味不明ムーヴでした。

 

 そして、2日目にはこれまたライブでは全くやってこなかったあやちゃん(高本彩花さん)センターのユニット曲『Footsteps』が披露されたんですが、これもものすごい反響でした。曲が発表された瞬間、スタジアム全体が「おお…!」と揺れた感じ。高本彩花さんは最近髪の毛をボブにされていて、とにかく画面に映る高本さんがバチクソに可愛かったです。

 「ははーん。なるほど1日目はめいちゃんのオタクをころすセットリストで、2日目はあやちゃんのオタクをころすセットリストなんだな…?」と、そんなことをのんきに思っていたら『Cage』が始まって、2日目もめいちゃんのオタクがついでにころされました。いや『Cage』て。『Cage』は東村芽依さん河田陽菜さん金村美玖さん丹生明里さんのユニット曲で、有観客で最後に披露されたのはたしかに2020年とかでした(記憶は曖昧です)。その後のMCでも話していましたがマジで東村さんは羽が生えて羽ばたいてるのかってくらい憑依していました。軽やかな振り付けが印象的な曲で、めちゃくちゃ好きなんですよ。気がついたら私はボロボロむせび泣いていましたもの。「ぅぐぅ…ヒック…ぁああ…めいめい…ヒック…」って感じで。嗚咽漏らしながら。隣の席の人はさぞドン引きだったでしょうにかわいそうに。


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 あと、印象的だったのは3期生曲。1日目の『この夏をジャムにしよう』も2日目『ゴーフルと君』もどちらも合いの手の超楽しい曲だったのですが、それよりなにより『一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない』(通称「小説」)。これがとっっっても良かった。この曲、もともとは上村ひなのさんのソロ曲なのです。今でも覚えているのは2019年のひなくりで披露された時のことで、当時中学生だった上村さんが幕張メッセの会場でステージでたった一人っきりで歌いあげていました(しかもダンス+生歌)。まさに全身全霊をかけて命を削りながらステージで、痺れるような緊張感のあるパフォーマンスでした。その当時は3期生はたった一人だけで、加入して間もなく、余裕もなかったのでしょう。曲の途中で語りのパートがあるのですが、悲痛さすら感じましたもの。それが時を経て、新たに加入した3人の新三期生(髙橋未来虹さん森本茉莉さん山口陽世さん)といっしょに披露されたものですから、めちゃくちゃエモーショナルでした。曲途中の語りパートも余裕のある明るい声のトーンになっていて、曲終わりの3人のいるステージに上村さんが合流するという演出が素敵すぎた。この曲のMVが「主人公の上村さん以外の人間が世界から誰一人としていなくなってしまう」というまさに小説のような設定なのですが、その物語のラストシーンでようやく仲間を見つけたというような、そんな大団円のエンディングを思わせるような演出でした。1人だけの物語が途中で仲間を見つけるストーリィに分岐したかのような。


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 また、この「小説」はエモーショナルソングなのですが、上村さんが中央ステージで歌っている間に、仲間3人が客席に向かってトスバッティングでボールを打ち込みまくってて、それが真面目な主人公に悪い友達ができてしまった感があって微笑ましかったです(この曲でぇ???とちょっとだけ思ったけれども 笑)。

 4期生曲も良かったですね。『ブルーベリー&ラズベリー』はライブでやる度にどんどん4期生の笑顔が増えていってましたし、「おもてなし会」でも披露された4期生verの『青春の馬』なんてほぼドキュメンタリーじゃないか。強い応援ソングが後輩に脈々と受け継がれていく光景ってのは、胸にくるものがありますもの。また、ひな誕祭の直前に膝を痛めてステージに出られないことが発表された山下葉留花さんが4期生のMCパートで登場した時は「良かったぁ」と胸をなでおろしました。ラスト曲『JOYFUL LOVE』でも松葉杖をつきながらも笑顔で参加していて、「なんて強い子なんだ…!」とおじさんの私は泣きそうになりました。

 4月19日発売の9枚目シングル『One choice』の初披露ももちろんありました。センターのにぶちゃん(丹生明里さん)のサイリウムカラーのオレンジと、そして本当は出演しない予定とアナウンスされていた影山さん(影山優佳さん)がこの曲には参加していて、そのサイリウムカラーの赤で横浜スタジアムが染まっていました。この曲、MVで観たときよりも生のライブで観たときのほうがめちゃくちゃ良いです。舞踏会のような鮮やかなドレスやパンツスタイルでパフォーマンスをするメンバーがとにかくきらびやか。曲の途中にはフロントメンバーがころころと入れ替わって、メンバー4人を従えためいちゃんがセンターに出てきたり、クラシックバレエガチ勢の3人(潮紗理菜さん松田好花さん濱岸ひよりさん)が躍り出てきたりと、とにかく目まぐるしくて見ていて飽きない振り付けになっています。曲終わりのMCでにぶちゃんが感極まって涙を流していた姿もとっても素敵でした。あと、1日目のラストの方のMCで、うるうるしながらコメントを紡いでいるにぶちゃんの横で、としちゃん(加藤史帆さん)がずっとにぶちゃんのお尻を撫でてたのがなんか日向坂っぽくて良かったです。としちゃんなりの愛情表現なのでしょう。


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 最初の方にも書いたのですが、ひらがなけやき時代の曲もたくさんやってくれたのも超良かったですね。『ひらがなで恋したい』『ハッピーオーラ』『沈黙した恋人よ』『線香花火が消えるまで』『永遠の白線』『半分の記憶』と怒涛のセットリスト。『沈黙した恋人よ』めっちゃ良かったんだよなぁ…(しみじみ)『ハッピーオーラ』『ひらがなで恋したい』は両日披露されましたが、『期待していない自分』の衣装を身にまとった新三期生の3人も自然に入っていて、なんかグッときました。昔の曲だってまだまだ進化し続けられるんだって。

 あとはなんでしょうね。今回の「ひな誕祭」がちょうど舞台の期間と被っていて参加曲を抑えていたみーぱん(佐々木美玲さん)がワンポイントリリーフのごとく『アザトカワイイ』『My fans』はしっかりキメているところとか超カッコ良かったですし、MCで一期生のノリで会場をダッシュさせられているのも笑いました。さすがイッキさんって感じです(Japanese runnning girl)。『月と星が踊るMidnight』ではセンター齊藤京子さんの柔らかい表情が次の『One choice』センターのにぶちゃんへのエールのように感じましたし、『誰よりも高く跳べ!2020』『NO WAR in the future』は声出しOKになったこともあって爆発的な盛り上がりっぷりでした(曲中にめいちゃんがかほりん(藤嶌果歩さん、めいちゃんを推す4期生)と抱き合っているの私は見逃さなかったね)。『ドレミソラシド』でカメラが指先「ヒ」ポーズからのパンして小坂さん(小坂菜緒さん)の顔面は強すぎましたし、『JOYFUL LOVE』で虹色に染まった横浜スタジアムはとにかく美しすぎた。今すぐ文化財に登録してくれ。

 そんな、怒涛の凄まじいライブでございました。めちゃくちゃ駆け足な感想文でした(本当はもっと書きたいこといっぱいあるのだけど時間がない悔しい)。

 「野外✕スタジアム✕日向坂」のシチュエーションもはちゃめちゃに素晴らしかったのですが、やっぱり声出しOKって良いもんですね。2月に開催された4期生の「おもてなし会」のときにも感じましたが、その時は配信で観ていただけなので、自分もそういう場に久しぶりに参加して改めて感じました。やはり人間というのは元来「声」でコミュニケーションをとる動物なわけで、声(ライブにおける合いの手やコール)が演者と観客がその場(ステージと客席)で存在を確かめ合う装置として機能しているのです。前にも書いたことですが。少し前に「言語が異なる人間同士(国が違うとか)でも、お互いに「伝えよう」という意思がそこに存在すればコミュニケーションは成立する」という内容の本を読んだのですが、まさにそれを思いました。いや(今回は)言語は同じなんだけどね。演者から、そしてファンからの双方向の「届けたい!」「応援したい!」という思いを確かめ合えるのがライブにおける「声」の役割であって、インタラクティブな「声」のやりとりはぐんぐんと増幅されスタジアムを満たしていくわけで、こんなの愛だろ。愛としか言いようがないだろ。まぁ結局何が言いたいかというと「ひな誕祭めちゃくちゃ楽しかったなぁ!」ということです。それに尽きます。

 

※以下おまけ

 

 

 

 

1日目私。

2日目私。

 

 久しぶりに関東に行ったついでに恐竜博も予約して見てきました。まぁ、アイドルも恐竜も「アツくて儚い」という点で同じですからね。