後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

目の前にアイドルがいることの威力(日向坂46全国ライブツアー『Happy Smile Tour 2022』愛知公演2日目に参加してきた話)

 つい先日、9月11日に愛知スカイエキスポで開催された日向坂46さんのライブツアー愛知公演(2日目)に参加してきました。コロナ禍や個人的なことが色々あって2年半ほど一切ライブやイベントに現地参加できなかった(配信は色々と観ていたけど)ため、本当に数年ぶりのライブでした。

 愛知スカイエキスポは場所自体が僻地にあって遠いし、当日はピーカン照り激暑の天気模様で汗でベタベタになったし、「そうそう、ライブ行くのってこんな感じだったなぁ…」と思い出しました(老け込んだなぁおい)。

 かなーり久しぶりの現地ライブ参戦だったので、最初のOvertureの映像からドキドキしっぱなしでした。満を持して始まるライブはダンストラックから。ローブを深くかぶったメンバーが登場し、ダンスに合わせてバックスクリーンに投影された月?をぶち割り、ローブを脱ぎ捨てて1曲め『My fans』から始まります。「(月を割るという演出から)ははーん、今回のライブのテーマはきっと『破壊と再生』だな??」なんて阿呆なことを思っていましたが、メンバーが登場した瞬間から目頭真っ赤でした。それぐらい生のライブに行けなかったので。感情が忙しいです。そして多分テーマは違う。あと今更ですが、以下がっつりネタバレしますので困る人はご注意を。

 『My fans』はセンターの佐々木美玲さんの表情が真っ赤に染められた会場のペンライトと相まってめちゃくちゃカッコよかったですし、そのまま2 曲目『NO WAR in the future 2020』、3曲目『キツネ』とぶち上がり楽曲が続きます。初速からフルスロットルです。『キツネ』はめいちゃん(東村芽依さん)(推し)(かわいい)(猫)のダンスが好きでつい目で追ってしまい「なるほどこれが推しの威力なんだな…」と改めて感じました。背が小さいから探しやすいですしね。

 前方ステージからバックステージに移動しての『耳に落ちる涙』『君のため何ができるだろう』。愛知初日のセットリストを一切見ずに参加してよかったです(新曲が発表

された情報だけは入ってきていたけど)。『耳に落ちる涙』すごい好きなんですよねぇ…『僕なんか』は花道で披露されていて、わりと近くにめいちゃんが来た時には胸が苦しくなりました。「これが推しの威力なんだな…」と改めて感じました(2回目)。前方ステージに戻り、大きな紙飛行機が飛んでいく演出とともに『飛行機雲ができる理由』が披露されます。この曲が流れるとどうしても卒業された渡邉美穂さんの存在を感じずにはいられないのですが、逆に言えば、卒業しても曲とともに存在を想起させる、そういう人だったのでしょう。しんみり。あと、たしか『飛行機〜』の振り付けがメンバーがちょこんと座りながら歌うスタイルで、お人形さんみたいで可愛かったです。

 次の楽曲はセンターとしちゃん(加藤史帆さん)の『君しか勝たん』。この楽曲もシングル曲の中では1, 2を争うぐらい好きなので、披露されて嬉しかったです。とにかく振りコピとクラップが楽しい。そして期別曲と『アザトカワイイ』へ。『ゴーフルと君』は鮮やかな黄色の衣装を身にまとった3期生がとにかく元気でピュアでフレッシュで素晴らしい。コミカルな音と振り付けがマッチしていて観ているだけでウキウキしてくる曲です。1期生曲は白色の衣装での『真夜中の懺悔大会』。本来であればなっちょさん(潮紗理菜さん)がセンターの曲だったのですが、今回はツアーの始まる数日前に肩を痛められたようで、休養されることに。本当、残念極まりないです。あとこの曲も振り付けがめちゃくちゃ楽しい。そして青色衣装の2期生が披露する『恋した魚は空を飛ぶ』。前方ステージとバックステージに分かれて披露されたので、目線が忙しかったです。また、本来は振り付けのダンスが激ハードな曲なんですが(観ている側がヒヤヒヤするほどに)、今回のライブではかなり抑えられていたようでした。あと丹生ちゃんゲキカワ。そしてそれぞれの期別のメンバーが前方ステージに集まってきての『アディショナルタイム』。白色、青色、黄色の衣装が咲き乱れているようで、鮮やかなステージでした。『アディショナルタイム』、ただでさえめちゃくちゃ良い曲なのですが、この時期の披露は、先日卒業発表を披露された宮田愛萌さんのことを想起せずにはいられません。まさにアディショナルタイム。それぐらい、切なさが増幅されます。きっとこの感覚は今後も強くなっていく一方なんだろうなぁ…

 前日が誕生日だったおすしちゃん(金村美玖さん)センターの『ってか』が披露された後、いよいよ8枚目シングルの新曲『月と星が踊るMidnight』。センターは齊藤京子さん。この新曲がね、めっっっっちゃくちゃ良かった。日向坂46は東京ドーム公演を終えた現在、卒業するメンバーがいたり新しくメンバーが入ってくるタイミングだったりと、色々と変化の局面にあるわけです。その変化をファンは不安にも感じたりするのですが、そんな心配事を吹き飛ばすぐらいの決意と熱意の込められた所信表明のような一曲。センターの齊藤京子さんの表情がそれを物語っていて、凄まじい威力でした。前日の愛知一日目が初披露なのでもちろん初見だったわけですが、一発で斎藤さんの曲だと観客に感じさせる、とにかく強い曲でした。きっと、斎藤さん自身が憑依型なのもあるのでしょうね。曲名とマッチした紺色と黄色のドレス衣装も素晴らしかったし、あと前日の中秋の名月の日(9月10日)が初披露というのもニクい。いや、すべてが上手く行き過ぎてない???MVも楽しみです。きょんこハートは神の息吹。

 アンコール前ラスト曲は小坂さんセンターの『知らないうちに愛されていた』、そしてアンコール後一発目も『ドレミソラシド』と小坂さんセンター曲が続きます。1日目はドレミじゃなくて『キュン』だったようですが、最近はそれらのいわゆる「日向坂ド定番曲」がセットリストの後半に組まれていることが多いように感じます。少し前まではライブの一発目などに持ってくることが多かったような気がしますが、きっとそれだけ曲数も分厚くなっているということなのでしょう。

 そして会場が虹色に染まる『JOYFUL LOVE』と『日向坂』でライブを締めくくります。『JOYFUL LOVE』はもちろんライブに欠かせない曲なのですが、個人的に今回のライブのように『日向坂』で締めくくるのがすごく好きなのですよね。『日向坂』はそれぐらいエンドロール感があって良いです。非常に座りが良い。

 

 というわけで、素晴らしいライブでございました。コロナ禍の間、日向坂さんのライブは配信で観られるものはだいたい観てきたつもりだったのですが、やはり生のライブは良いですね。現地参加は準備も行くのも場所によっては大変ですし、ずっと立ちっぱなしは正直疲れるし、暑いし汗もかくし、場所やタイミングによってはステージが遠くて見えない時もあるわけですけど、それを差し置いても、人生をかけて命を削ってステージに立つ人が発するエネルギーを全身にくらいました。いやー…くらったなぁ…全部ひっくるめて、めちゃくちゃ楽しかったです。久しぶりの感覚でした。あと、アイドルとファン、ステージと観客の間のインタラクティブな愛のやりとりは、生きることを肯定する力になりうることを再確認しました。もちろん配信ライブは配信ライブで良い部分もたくさんあるし、そのおかげで観られたライブもたくさんあるのですがね。

 そんなライブツアー愛知公演でございました。

 

【以下セットリスト】

01. My fans

02. NO WAR in the future 2020

03. キツネ

04. 耳に落ちる涙

05. 君のため何ができるだろう

06. 僕なんか

07. 飛行機雲ができる理由

08. 君しか勝たん

09. ゴーフルと君

10. アザトカワイイ

11. 真夜中の懺悔大会

12. 恋した魚は空を飛ぶ

13. アディショナルタイム

14. ってか

15. 月と星が踊るMidnight

16. 知らないうちに愛されていた

アンコール

17. ドレミソラシド

18. JOYFUL LOVE

19. 日向坂

 

おまけ1

 ツアーグッズのナンバープレート、私以外買ってるヤツいるんかってぐらい売れてなさそう。

 

おまけ2

 生写真セットをいくつか買いましたが(コンプ狙いでたくさん買ったりはしてない)、浴衣の小坂さんが激強でした。めいちゃん(東村芽依さん)(推し)(かわいい)(猫)は…?

 

おまけ3

 披露された新曲『月と星が踊るMidnight』がめちゃくちゃ良くて、そのライブ帰りに出ていた月が綺麗でつい撮ったやつ。