後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

「ね・む・ら・せ・な・い・よ」(日向坂46『真夜中の懺悔大会』MVの感想文)

 つい先程、5月10日の20時に日向坂46さんの7thシングル『僕なんか』のカップリング曲で一期生楽曲である『真夜中の懺悔大会』のMVがアップされました。

 


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 これね、めちゃくちゃ良いのですね(MVがアップされる度にそればっかり言ってます)。私はこれまでの一期生曲、どれも好きなのですが(特に5thシングルのカップリング曲でめいちゃんセンターの『どうする?どうする?どうする?』)、今回も素晴らしい曲&MVになっています。なにより、センターは初のなっちょさん(潮紗理菜さん)…! これだけでも「ついに〜〜〜!」って感じなんですけど、さらにフロントにまなふぃ(高瀬愛奈さん)と影ちゃん(影山優佳さん)がいるという、これまでになかった(そして待望だった)組み合わせで、喜ばしいかぎりです。

 センターのサリマカシーこと潮紗理菜さんといえば、日向坂46では聖母でありメンバーのメンタルサポータとしても知られているわけなのですが(まさに毛筆で「慈愛」って太字で書いたような人)、誰にも無償の愛を注げる人がついにその努力が報われる日が来た…!って感じで本当に嬉しいです。

 さて、『真夜中の懺悔大会』。ポップで振りコピがめちゃ楽しそうなサビと、タイトルにもあるように友達同士で秘密を言い合いそれを共有することでより友情が深まっていく感じが一期生の雰囲気にマッチしていて、とても良いです。「懺悔」というのは自分の罪を告白して悔い改める行為ですけど、この曲ではその吐き出す罪の内容はどうでもよくて、それを共有し共犯関係になることで仲間同士の結びつきを強めていくその光景が尊いのです。それにしても「聖母」である潮さんがセンターで「懺悔」の曲というのが絶妙ですね。誰にでも寄り添うことのできる人だって当然悩みを抱えているわけで、それを告白できる一期生の強固に結びついた友情は信仰の対象にすらなり得るんだな、と思わずにいられません(MV深読み全肯定おじさん)。

 MVにはメンバー同士でパーティを開くシーンがあるわけですが、その構図はまさに『最後の晩餐』のオマージュじゃないですか。

 …と映像を観ながら一瞬思ったのですが、でもそうなると「じゃあ裏切り者は…?」みたいなきな臭い話になってしまうので違いますね。なしなーし。やめやめ。私の勘違いです。うそうそ。

 さて、MVの映像も自体も面白いです。カラフルなドレスに身を包んだメンバーがパーティを開いたり踊ったり枕投げをしたりと平和なシーンが続くと思ったら、フロントの3人が気球に乗って、他のメンバーがそれを送り出すシーンがあったり、そしてその景色は眼科にいったことがある人なら必ず観たことのあるあの景色と結びついていたりと、面白いストーリィになっています。文字通りなんだその着眼点は(上手いこと言いました)。

 

 坂道グループのMVに出てくる枕、ボロボロにされがち。

 どうでもいいことですが、気球を見送るには天候が不穏すぎる。

 気球の行く先は…

 眼科の検診で見るあのお馴染みの景色だったのでした。

 そうなってくると、ドレスの印象的な赤と青の色合いも、もしかして立体視の赤青メガネ(懐かしい!)をモチーフにしていたりするのかな、なんて思ったのでした。潮さんの好きな数字「8」も傾けたらメガネの形になりますしね(これは無理がある考察)。

 というわけで、今回の一期生曲も素敵でした。発売が待ち遠しいです。

 

 なにより、潮さんの笑顔が本当に素晴らしい。マジ、サリマカシー。