桜
2月14日。火曜日。朝からド寒い一日でした。昨日まで暖かいと思っていたら冬ってまたすぐ寒くなるのね…
一日中実験室にいたので面白いことも起こらず特に書くこともないのですが、ここ最近は実験室を使う人が少なくなっていて快適です。今は修論発表や卒論発表を直前に控えて大詰めの時期のようです。夕方からは気分転換のため場所を喫茶店に移してパソコン作業をこなしていました。その時、たまたま有線放送で櫻坂46さんの新曲『桜月』が流れてきて「めっちゃええやん…!」(キュウ清水さんの言い方)となりました。最初に発表されて公式MVを視聴した時は正直そこまで思わなかったのですが、聴く場所とタイミングによるもんだなぁ…としみじみ感じました。
最近読んだ本の話。中屋敷均『生命のからくり』、中井謙太『新しいゲノムの教科書』、石原理『ゲノムの子』を読みました。似たようなタイトルの新書が3冊のここ最近でございます。
今回のは講義用のネタ探し目的のチョイスです。『生命の〜』と『新しいゲノム〜』は基本的なDNA構造やゲノムシステムについて。『生命の〜』の著者である中屋敷先生の本はこの他にも読んでいたのですが、やはり文章がすごくわかりやすいし面白かったです。『新しいゲノム〜』は最近出たばかりのブルーバックス本。「教科書」とついているので入門レベルの話かと思いきや、想定以上に難しい部分もあってビビりました。私は一応農学部出身で分子生物学もほどほどに網羅していたのですが、それでも「はぇ〜知らんかったわ」と思う箇所(と、明らかに説明不足であろう箇所)があって、骨太な内容でした。『ゲノムの子』は現在の生殖医療の状況について。生物学的な知見でなく臨床現場の立場から発信されるものというのは以外と少なくて、面白かったです。特に、日本(に限らず別の国でもそうなのかもしれないけれど)ではタブー視されている内容まで言及されていて、興味深かったです。
そんな火曜日でした。