後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

しかしチケット当たらねぇもんだなぁ

 12月16日。金曜日。終日しっかりと寒かった今日一日。ようやく本格的に冬が来たって感じです。あと今年は体感秋が長くて非常に良かった。毎年こんな感じなら良いのに…

 朝から研究室へ。現在、とある成分の分析をずっと続けているのですが、その分析に必要なキットを新しいメーカのものに替えて、それがようやく届きました。なので今日はそのキットのプロトコルを読みながら実験のデザインを考えていました。新しいメーカのものの方が以前のものよりも測定できるレンジが広く、条件に適していたから替えたのですが、分析の一部の工程に一晩かかるみたいでそれだけが予想外でした(購入前にちゃんとプロトコルを読んでいなかった私が悪い)。前のキットはトータルでも3時間ほどだったので、大幅に時間がかかってしまいます。条件にマッチしていて使いやすそうだなぁ…と思って替えるに至ったわけですが(あとちょい安い)、「うまい話ばかりじゃないんだなぁ…」と思った次第ございます。

 明日からの土日の2日間、日向坂46さんのクリスマスライブ『ひなくり2022』が有明アリーナで開催されるのですが、私はチケットが外れに外れているので現地参加できません。いやはや、こんな外れるかねぇ…ってぐらい外れました。ファンクラブ先行も、オフィシャル先行も、ローチケ先行も一般も。「いうて、2日あるんだからどっちか当たるやろ…」と思っていたのに、愕然としました。一応、日曜日は配信があるのでそれは観る予定ではありますが…。あと、先日卒業発表をされた宮田愛萌さんがいよいよその挨拶をされるということで、複雑な気持ちでございます。「いよいよかぁ…」って感じ。これに関してまとめブログのコメント欄やツイッタでも運営に対する不満の声が噴出しているのを見かけるのですが、やっぱり内部でどういう調整が行われているかはファンの知るところではなくて、表に出てる情報がすべてであって、アイドルの言葉ファンを信じるしかないのです。最初から最後までファンというのはそういう存在であることを自覚すべきなのかな、と思いました。不満というのは、期待しているからこそ、期待した未来でないが故に現れるものだというその気持ちはわかりますが……

 

 最近読んだ本の話。最近はフィクションを2冊。松崎有理『シュレーディンガーの少女』と青崎有吾『11文字の檻』を読みました。東京創元社の短編集が2冊の今週です(しかし配色まで似てんな…)。どちらも作家買いです。

 『シュレーディンガー〜』は全作初見でディストピアもの。『ペンローズの少女』が一番好みでした。多世界解釈をテーマに扱った表題作『シュレーディンガー〜』も面白かったけど、もうこのテーマのものはちょっと食傷気味です(個人的な感想)。

 『11文字の檻』は表題作が一番好みでした。囚われた主人公がノーヒントから11文字のパスワードを当てるという途方も無い設定で、某人気バラエティ番組のあの企画をちょっとだけ思いました(多分読んだ人全員が思うはず)。謎解き編も鮮やかで見事でした。あと作者は早く館シリーズ(『体育館の殺人』や『水族館の殺人』)の続編を書いてくれ(これは個人的な願望)。