後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

チキン・ケーキ・AI

 12月25日。日曜日。昨日の朝の段階ではガッツリ積もっていた雪も溶けて、よく晴れた一日でした。しかし路面はカチカチに凍っていて、スタッドレスタイヤに交換した恩恵をもろに受けています。性能もそうですが、何より安心感がすごい。アクション映画を観た後に肩で風を切りながら映画館を出てくるような、あの感じです。凍結路面も降雪もなんでもこいです(こういう調子乗っているヤツが事故を起こすんだろうなぁ…)。

 午前中に車を運転する用事があって、50kmほどのドライブ。ついでに実家(誰も住んでいないけど)にも寄って、交換した夏タイヤを置いてきました。実家は田舎ででかい倉庫もあるので保管場所には困りません。そう考えると都心部に住んでいて車に乗っている人って、交換したタイヤとかをどこに保管してんでしょうね。いやそもそも車を使わないのか…

 クリスマスなので、スーパーでチキンとケーキを買いました。普段「季節のイベントとか興味ないでっせ」みたいな面構えで生きているのに、クリスマスはウキウキでケーキとチキン買ってくるの、普通に可愛いポイントだと思う。

 ローストチキンもフライドチキンも両方買っちゃう暴れん坊っぷり。やんちゃがすぎるぜ… ケーキも年イチでしか食べません。そもそもそんなに美味くないし(これはただの偏見)。クリスマスにスーパーで並んでいるケーキを観た時はたしかに美味しそうに見えるのですが、そこから買って帰るまでの間に期待値はぐんぐんと下がっていきます。そしていざ食べる瞬間にはもう別に食べたいとすら思っていません。無理して食べても「甘ぇ…」という感想しかありません。クリスマスマジック。でも来年のクリスマスもきっと騙されて(誰に?)またケーキを買っちゃうんだろうな。人間とは愚かな生き物です。愚かさを身を持って味わう日、それがクリスマスなのです。

 最近読んでいる雑誌の話。SFマガジンの2023年2月号を先日買って、少しずつ読んでいるのですが、これがなかなか面白い。SFマガジンは面白そうな特集を取り扱っているときだけ買っているのですが、今回は当たりでした。

 特集テーマは「AIとの距離感」。SFマガジンにしては取り扱うには少々遅いような気もしますが、まぁ今年の夏にAIを使ったイラストが話題になったし、その影響なのでしょうね(勝手な想像です)。表紙がクラシカルな雰囲気もあって良い感じですが、これもAIにによって出力されたモノだそう。

 内容もAIで創作された絵本も面白いですし、テーマに沿った短編もどれも良かったです。竹田人造『仁義なきママ活bot』というヤクザがママ活詐欺のためのbotを作る話なんか、くだらなくてめちゃくちゃ笑いましたし。陸秋槎氏の短編も良かったし、SF作家がAI小説生成ツールを使って小説を作る企画も興味深かったです。

 そんな日曜日です。