後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

徘徊

 12月2日。金曜日。12月に入った途端に気温もガクッと下がり、風も冷たくなりました。いよいよ「冬だな!」って感じの寒さが身に染みる季節になりました。

 昨日今日との2日間、遠くの地方まで行き例の報告会をこなしてきました。あと現場見学。それらについては滞りもなかったので、書くことも特にありません。昨日の報告会後の意見交換会(という名目の懇親会)で酒をたらふく飲んだので眠りが浅く、戻ってきてから研究室で作業している時にやたら眠かったことぐらいです。統計処理の作業がまぁ進まない。

 地方都市に行った時、深夜に街を歩くのが好きで、よく徘徊します。特に目的もなく、ただだらだらと駅の周辺を歩くのです。昨日も1時間くらい歩きまわっていました。しかも昨日行った地域は普段生活しているところよりも気温もマイナス5℃くらい低いところで、早朝には雪も降るような場所です。そこをド深夜に「寒ぃ寒ぃ」言いながら徘徊しているのです。まったく、何が楽しいのやら。

 地方だと駅周辺の店も日を越える前にはだいたいどこも閉まりますし(居酒屋ですら)、あっという間に真っ暗になるのですが、それがちょっと安心します。ちゃんと夜があるということに。「眠らない街」というのはもはや死語なのかもしれませんが、名古屋や東京は何時になっても明るくて、きっとそれがその土地に住む(働く)人間が適応してきたその都市の理想形なのかもしれませんが、でも、ちょっとだけ疲れてしまうのです。なので、人っ子一人いない、光るものは街灯とわずかにあるコンビニだけという場所は「やっぱり夜は休むものだし人間は休まなくてはいけない動物なんだな…」と再認識させられます。そしてそれが安心材料となる。

 そんなことを思った昨日今日でした。昨夜は一時間くらい歩いてからホテルに戻ってきて、すぐに寝たけどもアルコールのせいで3時間くらいで目が覚め、起きたときには日本がスペインに勝っていました。怒涛の展開だな!