後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

卵サイズ

 6月7日。火曜日。昨日まで天気が悪かったですが、今日は朝から快晴の一日でした。7時頃から研究室に行き19時まで作業をしていました。来週の講義資料の作成と論文。ずっとパソコンに向かっている生活が続いているので、それに伴って眼精疲労と頭痛も続いています。そろそろ限界。特に、週に何日か突発的に頭痛が起こっていて、その度にバファリンをがぶ飲みしております。確実に体に良くはないことでしょう。あはは。

 午前中、TBSラジオの『#ふらっと』を聴きながら作業をしていました(だいたい午前中は文化放送『おとなりさん』かTBSラジオ『#ふらっと』を聴いています)。で、番組の中でゲストに「卵かけご飯」の研究家の人が登場し、卵かけご飯についてパーソナリティのパンサー向井さんに紹介していました。その中で「卵のサイズ(L卵とかM卵)で卵黄の大きさは変わらない」と話されていたのですが、「微妙に正しくはないな…」と鳥類に多少詳しい私なんかはモヤモヤとしてしまったのです。

 たしかに鶏卵のMとかLとかのサイズ表記は卵の重量によって区別されていて(Mであれば58g~64g、Lであれば64g~70g)、その区別に卵黄の重量については含まれていません。そして卵のサイズが大きくなっていくのに一番関与しているのは卵白の重量なのは間違い無いのですが、では卵黄の方の重量はそのままかというと、そういうわけでもありません。卵白ほど重量の増え方は大きくないですが、卵黄もやっぱり少しずつ大きくなっています。ただ、卵白に比べると卵黄の増え幅は小さいので、全体の割合として「L卵はM卵よりも卵白分が多いだけ」と言われるようになったのでしょう。

 それが定説になってしまっていて、一昔前の卵の専門書にもそう記載されていたりするのですが(私の持っている本にもそう書かれていた)、近年ではちゃんと測定してその俗説を訂正しているホームページなども存在しています。

 

※参考:

黄身の大きさは大きい卵も小さい卵も同じ?

 

 ただ、M卵とL卵では白身の比率の方が大きくなるので(黄身の増え幅が小さいので)、作る料理に合わせて卵のサイズを変えるってのは正しいかもしれません(私はイチイチそんなことしないけど…)。番組の中でも「卵かけご飯には黄身をより味わえるM卵を選んでください」と話されていました。

 そんなことをラジオを聴きながらふと思った火曜日でした。しかし「卵かけご飯の研究家」ってなんだそれすごいな…