後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

「おくびにも出さない」の「おくび」はげっぷのこと

 3月17日。木曜日。朝夕は少しだけ寒かったけれども、日中はぽかぽかと暖かかった一日。もうすっかり春です。昨夜は東の方では大きな地震があったようですが、私の住んでいる地方では揺れるどころか注意報すら出ていませんでした。変わらぬ平穏な日常が続いております。しかし、ツイッタを開けば地震の情報や感想にあふれていて、私が普段聴いているラジオ番組は軒並み中止となっての大騒ぎで、「本当に同じ国の話なのか???」と錯覚するほどでした。このような影響の違いを体験すると、やっぱりこの国は東京中心にまわってんだな、としみじみと感じるのでした(皮肉でもなんでもなく)。また、かと思えば一日経った今ではもう誰も地震に関することはつぶやいておらず、「本当に地震なんかあったのか?」なんて思うのでした。地震の影響すら賞味期限の早い現代を生きています。

 朝から研究室で資料を作ったり、それに飽きたので実験室の掃除をしていました。この時期は人が少ないので捗ります。先日にはようやく新しい純水製造装置(きれいな水をつくる機械)が来ました。もともとあったのですが、壊れてしまっていたので、きれいな水が欲しいときは隣の研究室の装置を使わせてもらっていました。ポイントは申し訳無さそうな顔(得意技)をすることです。普段、その研究室の学生の声や作業音が大きくて「うるせぇな殺すぞ」なんて物騒なことを思っていたとしても、それをおくびにも出さず、申し訳ない顔をするのです。しかし新しい装置が来たので、これからはそんな顔をしなくて済みます。助かる〜。

 その後、研究室の掃除にも飽きたので、郵便局に所属している学会の年会費を支払いに行きました。面倒くさくて支払いをつい忘れていて、いい加減払ってくださいメールが来たので慌てて支払いに行ったのでした。こちらも100%の申し訳ない顔(得意技)をしながら。学会の年会費の支払い方ってのが厄介で、規模の大きな学会であれば、ネットからクレジットカードも使えるので簡単です。しかし小さな学会だと郵送で払込票が送られてきて、それを指定の金融機関(今回のはゆうちょ)に持っていて払わないといけないのです。そりゃ忘れるって。

 そういう一日でございました。