暖房
3月22日。火曜日。最近までずっと暖かかったけれども、今日はやたら寒かった一日。もうすでに冬用のゴワゴワ防寒パーカをしまった後だったので、家を出てから後悔しました。雨も降っていましたし。「冬やんけボケェ!」と天に向かって叫んだとかそうでないとか。
東京では消費電力の増加に伴って計画停電をするとかどうかのニュースを見かけました。大変ですね(他人事)。こういう時になって、エネルギー源を電気オンリーにした際のデメリットを目の当たりにします。今日なんかは寒かったので余計不安に感じられた方も多かったことでしょう。私の家はこういう時のことを想定して、昔から暖房器具には灯油ストーブを使っています。実家も今住んでいる部屋も灯油ストーブです。電気が止まっても使えますし、ストーブの上面に薬缶を置くことで簡易加湿器にもできます。そもそもエアコンの温風自体が苦手なので(長時間浴びてると頭痛くなる)、重宝しています。
また、エネルギー源問題もそうですが、いろんなものを一つにまとめるのが不安なのです。長年ガラケーとスマホの2台持ちだったのもそうですし、電子マネーも信じておりません。音楽プレイヤー(ソニーのウォークマン)も未だに現役バリバリで持ち歩いています(もちろん有線イヤフォンで)。今はそれらの機能(電話も電子マネーも音楽再生も)をすべてスマホ一台に集約できるのでしょうけれども、絶対スマホ無くすマンこと私にとっては、抵抗があってとてもじゃないけれどできません。リスク分散&リスク回避だと思い込んでいますが、こういう奴が年取ってテクノロジィの進歩についていけない頑固クソジジイになるんだろうなぁ…とも思っています。くわばらくわばら。
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最近は時間がなくて読書をする時間もとれていません。そんな中、かろうじて読めた薄い本2冊。京極夏彦『地獄の楽しみ方』と和泉悠『悪い言語哲学入門』を読みました。『地獄の楽しみ方』はSNSで出版社が「京極夏彦先生なのに薄い!」みたいな紹介の仕方をしていて「うわぁ…」なんて思ってしまいましたが、内容は面白かったです。「言葉」の、特に使い方についての本で、紹介を読んだときには「SNS炎上、対人トラブルーあらゆる争いは言葉の行き違いから起きて…」という導入に「本のタイトルに比べてずいぶんスケールが小さいなぁ…」なんて思ってしまいましたが、もともとは15歳〜19歳の若者向けの特別授業の内容を元に構成した本とうことで、納得しました。
『悪い〜』も言語についての本。「悪口」がなぜ悪口たらしめているか、とうことを言語学を使って解きほぐしていった本。タイトルにもあるように入門編なのですけど、言語学や哲学はあまり予備知識が乏しかったので難しい部分もありましたが、面白かった。