授業・パンク・会見
4月27日。水曜日。午前中は雨が降っていたものの、午後には止んで以降ずっと曇り空だった一日。月曜日には気温が30℃近くまで上昇し、「夏やんけ!」とうなだれていたのですが、今日は比較的過ごしやすかったです。
さて、今年度の講義が今年も3週間ほど前から始まっています。基本的に講義のスライドや資料は毎年使いまわしているのですが、生物学系の研究結果等の情報が更新されるたびに微妙なマイナーチェンジを毎年繰り返しています。その程度(最新の情報にアップデートすること)は教える側の義務だと心得ていますが、世間には「いったい何十年前の情報だ…!」という内容を平気な顔をして学生に教えている人がいるのも事実で、まったくもって困りものです(誰に対する不満?)。
夕方頃、車に乗ろうとしたらパンクしていて、怒り狂いました。大学構内の駐車場で
「なんじゃい!」と叫んだとかそうでないとか。激萎えです。スペアタイヤも積んでいなかったのでそろりそろりと最寄りのガソリンスタンドまで運転し、直してもらいましたが… 自動車に乗るようになって10年ほど経ちますが、実は初めてのパンクでした(ラッキィだったのでしょう)。なので、いったい修理にいくらかかるかもわからずヒヤヒヤでした。で、直してもらったら2500円ほどで「あ、なんだそんなもんなのね」と一安心しかけましたが、よく考えたらパンクしなかったら払わなくても良いお金なので、やっぱり怒り狂いました。ぶり返して激萎え。自転車のパンク程度だったら自分で直すのですが、自動車のタイヤとなると流石にちょっと怖いですしねぇ…
パンクを直してもらっている間、待合室のテレビで先日起きた船の事故についての謝罪会見をやっていたのですが、ああいいうの、いい加減もうやめたら?なんて思います。少なくとも、カメラを入れての会見をする意味ってなんなんだろうな、と思うのです。関係者や遺族に向けて事故の状況説明や今後の改善策を提示する必要はあると思いますが、それをテレビで流すのはもうパフォーマンスでしかないでしょう。質問する記者の中には、改善案なんて別に興味なくていかに国民が怒るような映像をとれるか、に注力している人もいる始末ですし、「謝罪会見」というもの自体がエンタテイメント化しているように感じます。どうせ今回の会見を種に、明日の朝の情報番組では「あれはどうたらこうたら」みたいな怒り合戦が繰り広げられて、それを見た視聴者がさらに怒り合戦をする未来が想像できます。よく使われる便利な言葉「国民が納得しない」「視聴者が納得しない」の「国民」や「視聴者」の中に勝手に入れないでほしいな、と思うのでした。今回の事故の会見に限ったことではありませんが…