換気・散髪・読書
4月24日。日曜日。久しぶりに朝から一日中雨が降っていました。せっかくの日曜日なのに…と一瞬だけ思いましたが、よくよく考えたら大して影響のない生活を送っていたので関係ありませんでした。危なかったー。
久しぶりに実家に戻り、掃除をしたり、窓を開けて空気の入れ替えをしました。実家は誰も住んでいませんが、月に1回くらいは換気をするようにしています。人が住んでいない家なんてみるみるうちに劣化していくので延命処置にしかなりませんが…
あとは髪を切ったぐらい。ここ数年は自分で髪を切っています。店に切りに行くのが面倒くさくて仕方ないのです。予約の電話をするのも面倒くさいし、通っていた店の駐車場が狭くて止めるのも面倒くさいし、終わるまで1時間ぐらい黙って座っているのも面倒くさくて、その結果自分で切るようになりました。自宅でできるし20分くらいで終わるので非常に手軽です。月1くらいの頻度で自分で切っているので、腕もみるみる上達しています。アベレージ70点。多少変になっても整髪料で整えればなんとかなるラインを見極めました。ごまかしのセルフカット術です。
柴田勝家『スーサイドホーム』と宮坂昌之『新型コロナの不安に答える』を読みました。今週は小説1冊と新書1冊。私的にはこれぐらいのペースが一番程よいです。
柴田勝家氏(武将じゃなくて作家の方)は完全に作者買いでした。柴田勝家氏(武将じゃない方)は過去にSF作品で何冊が出されていて(『ニルヤの島』『ヒト夜の永い夢』『アメリカン・ブッダ』など)、そのどれも面白かったので信頼している作家さんの一人です。民俗学や民間信仰などを取り入れたSF作品であることが特徴なのですが、今回はSFではなくホラー作品。氏の得意とする民俗学をバックグラウンドにおいたホラーミステリーとなっていますが、よく考えたらそもそも民俗学って和製ホラーと相性いいですものね。呪術とか祟りとか霊とか新興宗教とか。ホラーの小説は普段は全く読まないのですが(映像のほうが面白いから)、面白く読めました。シリーズ化しそうな雰囲気。しかし柴田勝家氏(武将じゃない方)の長編SF作品もそろそろ新作が読みたいな、とも思いました。短編SFは色んな文芸雑誌で寄稿されていますが…
『新型コロナ〜』は最新の情報を整理するために読みました。新型コロナウイルス関連の情報は、気になったものは発表された論文なども含めて目を通すようにしていますが、さすがにすべては網羅しきれないので定期的にこういった形で情報をアップデートしています。この「自分の中の情報をアップデートする、整理する」というのは大事なことで、情報番組のコメンテータでも平気な顔で一昔前の情報で議論をふっかけようとする人がいるので、気をつけなければなりません。どう気をつけるかというと、自分から情報を知りにいくしか方法はないのでしょう。
本の内容は、グラフが多くて一般向けにもわかりやすくまとまっていた印象でした。世間、特にSNSで回ってきそうな新型コロナウイルスの噂に対して丁寧に修正しつつ、かといって言い過ぎない(〇〇だから大丈夫、など)ように気をつけて書かれているように感じました。面白かったのは、本の中で「医者でも『コロナは平気、ワクチンは不要』と声高に主張する人もいる」的なことが書かれていて、名前は伏せられていましたが「あぁ、あの人のことだろうな…」と一発でわかったこと。
そういう日曜日でございました。