後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

2サイクルエンジン

 11月12日。金曜日。だんだんと寒くなっている今日このごろです。今日は地元に戻り家で過ごしていました。しかしながらゆっくりするわけでもなく、朝から草刈り機をぶん回していました。私の家は田や畑などの農地をいくつかもっており、だいたいの土地は自分では管理できないので人にやってもらっています。なのですが、そうじゃない完全に手つかずの放棄地もあり、そこでは雑草・雑木が伸び放題で隣接している他人の農地まで侵入してしまっているのです。「なんとかしないとなぁ」とは思っていたのですが、これまでなかなか手つかずのままでした。

 で、ようやく重い腰を上げて朝から草刈りに汗を流していたわけですが、これがま〜〜〜しんどい。2時間くらい草刈り機をぶん回し続けていたのですが、握力がなくなります。一番の原因は振動でしょうね。一応、草刈り機をまわすときは振動吸収の手袋をつけてますが、ほとんど意味ナシ。振動はしんどいし(ダジャレっぽいようでそうでない)、途中で切れ味が悪くなってきたのでホームセンタに替刃と燃料を買いに行ったり、時折現れる「もう嫌やめよう…」という挫けそうな気持ちを無理やり鼓舞させたり、そんな感じで半日を費やしていました。帰宅後即寝。

 

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 そういえば、草刈り機などの簡単な農機具は2サイクルエンジンのものが広く使われているのですが、4サイクルエンジンのもの普及しているようです。私は使ったことありませんが。そりゃ、自動車にも使われている4サイクルエンジンの方が効率が良いしパワーもあるのでしょうけれども、人が背負って使用する草刈り機なんかでは、重たい4サイクルエンジンはどうなんでしょうね。あとやはり構造がシンプルな方が壊れにくいでしょうし。

 また、2サイクルエンジンは混合燃料(ガソリンにオイルを混ぜたもの)を使用します。この混合燃料はホームセンターでも売っていますし、自分でガソリンを買ってきてオイルを混ぜることで作ることもできます。その一方で、4サイクルエンジンは燃料がガソリンです。なので、ガソリンをガソリンスタンドとかで買ってこればすぐに使える(オイルを混ぜる必要もない)ので、4サイクルエンジンの方が本来であれば楽なのです。なのですが、この頃はガソリンを買うこと自体がかなり面倒になっています。ガソリンスタンドも携行缶がないとまず売ってくれないし(一昔前はポリタンクでもごにょごにょ…)、携行缶をもっていったとしても、嫌がるガソリンスタンドが多くなっています。売ってくれるとしても、住所・名前・連絡先を書かせられます。あの事件以来、売ったスタンドにも責任が問われるようになっているのでしょう。

 そういった煩雑さと引き換えに社会の安全が保たれていると思えば、もちろん悪いことではないのでしょうが、その煩雑さを被っているのは誰なのでしょうか。昔から危険性を認識して気をつけて取り扱ってきた人が、危険性を認識せずに事件・事故を起こした人間のせいで、面倒さを強要されている気がしてならないのです。「そもそも誰でも自由に買えたことが誤りだった」と言われてしまえばそれまでなのですが…

 そんなことを思った今日このごろです。あと、この記事を書きながら気になったエンジン構造を説明した動画を見漁っていたら3時間経ってた。エンジンは男のロマン