後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

思ったよりも

 7月13日。太陽サンサンくそ暑火曜日。11日の『W-KEYAKI FES. 2021』Day3を観てから、ずっと櫻坂46さんの『思ったよりも寂しくない』を聴いております。もともと櫻坂さんの楽曲の中ではかなり好き、というか一番好きな曲だったのですが、あのパフォーマンス観せられちゃ、よりいっそう、そりゃねぇ…?


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 MVもめちゃくちゃ良いのです。Day3の感想文にも書きましたが、幸福な曲なのに聴いていると涙が出そうになるのです。それぐらいの威力がある。櫻坂さんも、改名やメンバーの卒業など、苦しい事しんどい事をたくさん経験されてきたグループだと思いますが、その歴史をぼんやりと曲(主に歌詞)に重ねてしまうのですよ。しかもこの曲のセンターを最年少15歳の子(てんちゃん)が努めているというね。

 アイドルの歌う曲は、曲だけが独立していなくて、そのアイドルが歌うことでより一層威力を増している気がします。もちろん他のアーティストでもそうなのかもしれませんが、曲との結びつきがより強いように感じます(個人的な感覚です)。日向坂さんの曲が普遍的なテーマ(初恋など)を残しつつも、日向坂を愛するファンの心情と重ねられる曲が多いように。おそらくそこまでデザインして秋元先生が作詞をしているのでしょうけれども(そしてまんまとその目論見にはめられているわけなんですが…)。

 

 そんなことを思った13日火曜日です。講義のお仕事と、ゼミと、あと色々。そろそろ前期の講義もラストスパートなので、ぽつぽつと試験問題を作り始めています。毎回、この試験問題づくりが一番面倒です。毎年教える内容自体は大きく変わらないので使いまわしでも良いのですが、やっぱりそれだと面白くないので多少は変えたりしつつ(でも平均点が下がりすぎないようにしなくちゃいけないのよねぇ〜)。

 先週末に、文藝2021年秋号と樋口恭介氏の『未来は予測するものではなく創造するものである』を買いました。今月はこの2冊ですかね(セーブしないと読む時間もないくせにどんどん積読本を増やしてしまう)。文藝はやたら出版社(河出書房新社)が遠野遥氏の『教育』を宣伝していましたので、ほんのりと興味を持って読んでみたのですが、私には合わなかったです。失敗でした。怨特集は今のとこどれも面白いからそれだけは良かったですが…

 やはり、出版社の過剰な宣伝は冷静にならないといけないですね。人からおすすめされる本で面白いモノって少ないですし。だからといって面白いとつぶやいている人(を、出版社がたくさんRTしていた)を否定するつもりは全くありませんが。自分に合うか合わないかだけです。結局本でも曲の歌詞でも、自分の経験してきたことやしてこなかったこと、そしてそれが傷として残っているかどうかが、合う合わないを左右することにつながるのでしょう。

 

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 樋口氏の『未来は〜』はまだ読んでないですが、楽しみです。こちらは信頼している作家さんなので、安心しています。