つい先日の10月15日、オンライン配信で開催された『日向坂46&DASADA Fall&Winter Collection』を観ました。このイベントは日向坂46主演ドラマ『DASADA』とのコラボ企画で、朗読劇があったりファッションショー(それこそTGCみたいな雰囲気)があったり、もちろんのことライブパートがあったりと、盛りだくさんな内容となっておりました。
配信イベントもかなり一般的になってきておりますが、やはり参加しやすいですね。特に地方に住んでいると。まだまだ遠征しにくい雰囲気が続いておりますので。
で、内容です。朗読劇パートはドラマ『DASADA』を視聴していないとマックスで楽しめないストーリィでしたが(私から言えば「え、まだ観ていないん???」て感じですがね。それぐらい好きなドラマですもう5周は観た)、久しぶりにドラマの雰囲気とキャラクタを楽しめて、大満足でした。ドラマ本編後を描いたアフターストーリーなんですが、いやはや、良かったぁ…(しみじみ)
本編のドラマ版ではあまりセリフのなかったメンバーも今回の朗読劇では出番があったり(高本彩花さん(マホぽよ役)良かったなぁ…)、現在療養中のため活動をお休みしている松田好花さん(おちょこ役)のパートも、現在のお休みしている状況と役柄がリンクしているような内容でぐっときました。
そんなわけで見どころはたくさんあったのですが、なんといってもクライマックスのシーンがとにかく良かったです。いちごちゃん(佐々木美玲さん)が沙織さん(渡邉美穂さん)に謝りたくて、でもそのために張り切ったサプライズパーティが上手くいかず「私は、かっこよくて完璧ないちごとしていたかった…」と沙織さんに打ち明けます。心の吐露のような叫びに沙織さんは「完璧になんてなれない。人はそう簡単には変われない」と答えます。これは厳しいように見えて、でも本質を突いた言葉なのでしょう。そのシーンで沙織さんは仲の良いDASADAメンバーについても「佐田さんはダサいし、真琴先輩は不器用だし、せれな〜で先輩は自分のポジションを気にしすぎ。菜々緒は口悪いし、立花ちゃんは自分の気持ち溜め込むタイプだし、私といちごは素直じゃない。あと、なりたい自分の理想が高すぎて悩みがち」「それでも、少しずつ、みんな一歩一歩なりたい自分に近づこうとしている」とセリフが続くのです。ね、良いシーンでしょう???
おそらく誰しも目標だったり理想とする人間像を持っていることでしょう。でもそれと同じく、自分の欠落している部分も持っていて、そのギャップで悩んだり凹んだり腹が立ったりします。その欠落は本来は恥ずかしい部分であって他人には隠しておきたいモノであることが多いことでしょう。しかし、大事なのはその「欠落」を認めてやることなのだと思います。自分にとっての欠落も仲間の欠落も。理想の姿と、欠落という自分の現在地点を認識することによって、その2点を把握することによって、初めてその間にある道筋を描けて、なりたい自分へ近づくことができるのでしょう。これはドラマ版DASADAを通しても一貫したテーマなんだと思います(私はそう読み取りました)。いや良いシーンですわ本当に…
そんなわけで、感動的なシーンもあって、でもこれまでのコメディタッチな雰囲気もあっての朗読劇版『DASADA サプライズパーリー大作戦』でございました。
そしてライブパート。朗読劇のおまけ程度かなと思いきや全10曲。しかも振り付け激しめの曲が続いていて「アイドルってすげぇな」と私はパソコン画面の前で思っておりました。しかもほぼノンストップ。いやアイドルってすげぇな。
01. ソンナコトナイヨ
02. 青春の馬
03. キュン
04. ドレミソラシド
05. ただがむしゃらに
06. My fans
07. 誰よりも高く跳べ!2020
08. キツネ
09. アザトカワイイ
10. JOYFUL LOVE
今回の衣装は前回の配信ライブでも着ていたカラフルでモザイク調のドレス衣装でした。途中で着替えもなく最初から最後までぶっ通しで(何度も書いてますが、アイドルってすげぇな)。
毎度のことながら、どの曲も良かったですが、ステージを広く使った『ソンナコトナイヨ』『ドレミソラシド』『誰よりも高く跳べ!』が特に印象的でした。無観客ライブのメリットなのかもしれませんね。本来はきっと中央に花道があって…という感じなのでしょうけれども、花道が無くフラットな会場を大きく広く使った振り付けは圧巻でした。カメラワークも自由自在ですしね。特に『ドレミソラシド』のサビで全員がダンスをしながら前方に迫っていくカット、めちゃくちゃカッコよかったです。配信画面を観ながら「最強ドレミ艦隊や…」と呟いておりました。声に出して。
あと、『誰よりも高く跳べ!2020』は先日発売された日向坂46 1stアルバム『ひなたざか』に収録されている新三期生も含めた全員verで、なんというかエモかったです。けやき坂46(ひらがなけやき)から歌われている大切な曲で、そこに新三期生の歌声も加わっていて、超良かったです(相変わらずのキャプテン(佐々木久美さん)の煽りも最高にカッコいい)。『誰跳べ』の最初のイントロ部分は毎回色々と面白アレンジが加わっていて、今回はストレッチャーズ(ジャンポケさんの)のあの動きでした。いや笑ってしまいました本当に良い雰囲気だなぁ…(でもサビはめちゃくちゃカッコいい)
そして『ただがむしゃらに』は初披露でしたかね(こちらも『ひなたざか』に収録されている新曲)。くるくる回るような振り付けが多くて、衣装のカラフルなモザイク模様も相まって鮮やかでした(それでいて歌詞はけっこう重くて力強いのです)。一人ひとりの表情がよく見えるカメラワークも印象的でした。
それにしても、新三期生の参加曲も徐々に増えてきていて(今回は『ただがむしゃらに』『My fans』『誰よりも高く跳べ!2020』『アザトカワイイ』の4曲)、またこれからもどんどん増えていくのだろうと思うと1ファンとして楽しみです。
そんな『日向坂46&DASADA Fall&Winter Collection』についてなぐり書きのような感想です。いやー楽しかった。あと、ファッションショーのパートでは、いつものアイドルとはまた違ったモデルとしての日向坂46さんの表情であったり仕草が観られて素敵でした。きっと私が女子中高生とかだったらもっと一つ一つのコスメとかファッションに食いついているんだろうなぁ…