後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

数字で言ってくれ

 先日のネットニュースで知ったことであるが、市販されている飲料にどれだけ糖分が含まれているかを教えてくれるアプリが最近話題らしい。飲み物のバーコードをカメラで読み取って、その製品データから、糖分についてを教えてくれるものらしい。それだけなら別に「へぇ〜」と思うぐらいなのだが(というかそれならば別にバーコードを読み取らなくても成分表示を見ればいいのでは?という気もしないでもない)、その際、飲み物に含有されている糖分量が角砂糖何個分の写真(図?)で表示されるらしい。きっと「そのジュースにはこんなにも砂糖が入っているのですよ!」というインパクトを狙ってのことなのだろうけれども、なんというか、それって逆に分かりづらくなってない?と思うのである。

 昔から何かと角砂糖の個数が利用されがちだ。小学生の頃、保健室にも似たようなオブジェ(ジュースのペットボトルと、その横に角砂糖が積み重なっていた)があった。しかしながら、「そんなに角砂糖って身近な物なの?」とずっと思っていた。なぜコーヒーを飲むときにしか使わないもので例えるのか。しかも角砂糖自体もうほとんど見ないのでは?

 そもそも、砂糖の主成分はスクロースであるけれども、これはフルクトースとグルコースがつながったものだ。しかし、糖分がすべてスクロースであるかというとそういうわけではなく、果汁はフルクトースの単体だし、牛乳はラクトースガラクトースグルコースがつながったもの)だし、その飲み物によって含有されている糖類は異なる。腸の中での吸収速度も当然異なっていて、ガラクトースグルコース、フルクトースの順に小さくなる。それだけバリエーションがあるものにも関わらず、一概に角砂糖の個数で表示されている。

 そこまで厳密にこだわっている人がいるかどうかは別として、やっぱりそこには疑問が残る。それならば数字で表示されている方がよっぽどわかりやすいのではないか、と感じる次第である。何度も繰り返すけれども、角砂糖て。

 べつに角砂糖に限ったことではない。東京ドーム何個分は東京ドームに行ったことのない自分にはイメージできないし(多分行ったことがあったとしてもよくわからないだろう)、レモン何個分のビタミンCも、レタス何個分の食物繊維も、多いのか少ないのかわからない。挙句の果てには一日分の野菜て。もうわけがわからない。数字で教えてくれた方がよっぽど信用できる。許せるのはりんご3個ぶんのキティちゃんだけだ(かわいいから)。

 

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 7月30日。火曜日。今日も昨日に引き続き朝からはちゃめちゃに暑い一日でした。最高気温は36℃だったらしいですが、道路に設置されている電光の温度計は38℃を表示していました。いやはや、暑いですね(そればっかりです)。

 とは言え、午前中に書店に専門書を見に行った程度で、あとは冷房の効いた研究室でずっとパソコンを前に作業をしておりました。部屋から出たくなくなりますね。研究棟から外に出て自販機に行くのもちょっとだるいです。あまりにも暑いので砂糖何十個分のコーラを今日もガブガブ飲んでいます。