後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

夏休み子供なんちゃら相談

 7月29日。ようやく梅雨明けしたかと思ったら、めちゃくちゃに暑い一日でした。ただでさえ東海地方の夏は阿呆みたいに暑くなる地域に住んでいるものですから、それはもう驚異的な暑さです。今日はまだ34℃ぐらいでしたが(十分暑いですが)、今週いっぱいは36℃まで上昇するという予報が出ているものですから、すでにへばっております。しかも来週には40℃にまでなるとかならないとか。人間の暮らして良い環境じゃないですね。

 午前中には講義のお仕事を1本。いつもどおり特に問題もなく進めていましたが、今朝方まで作業をしていたこともあってか、ちょっとだけ徹夜明けのテンションになっていたと思います。「あいつなんか今日元気だな?」と思われていないかしら…

 さて、そんな前期分の講義ももう終盤も終盤です。いい加減定期試験の問題を作らなければならないのですが、はたしてどうしたものか…

 昼間に街に出る用事がありました。なんだかやたら街中に子供がいるなーと感じていたのですが、そういえば夏休みに入っていたのですね。クソ暑いのに子供元気だな子供。大人はすでに暑さにやられてヘロヘロです。そんな自分も子供の頃には夏休みに対してそこはかとなくワクワクしていたんだなぁ、と思い出すと、ちょっとだけノスタルジィな気分になりますね。なりませんね。子供の頃は「早く大人になりたい」とずっと思っていたですし、大人になった今でも、やっぱり子供の頃よりもずっとずっと楽しいことが多い生活を送っていると思います(しんどいことも多いですけど)。

 やっぱり、子供ってのはやりたいことは沢山あっても、多くのことが制限されています。お金もないし、一人で旅行に行くことも出来ないですし、運転免許も取れないです。好き嫌いをしてはいけないですしね(私は別に好き嫌いはなかったですが。舌が昔から馬鹿なんで、なんでも「うまいうまい」と食べていました)。

 それでも、子供のことを羨ましくなる瞬間もほんの僅かにあったりもして、「発想力」なんかは、子供の方が大人よりもずっとずっと凄まじいと思います。それだけはどう頑張っても大人には真似できません。誰しも天才だったはずなのに、色んな社会の仕組みや科学の理論なんかを知っていくうちに、そういった発想をすることができなくなっていくのです。大人は自由に生きることの代償に自由に考える力を失っていっているのではないか、とも思います。仕方ないことなんですがね。

 そういえばそんなことを書いているうちに、一つだけ思い出したことが。プレイステーションのゲームに『ぼくのなつやすみ2』というゲームがあるのですが、そこで小学生の主人公が大人のお姉さんに「何歳から大人になるの?」と問いかけるシーンがあります(うろ覚えですが)。それに対してお姉さんは「じゃあ君は何歳まで子供でいたい?」と聞き返します。自分は何歳まで子供でいたかったんだろうなぁ、と書きながら思い出しました。そもそもが、そのシーンが頭の隅っこにひっかかっている時点で、紛れもなく大人の証拠なのかもしれませんが…(いや紛れもなく大人なんですけれども…)