後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

ラフテイル・オブ・アラジン

 11月25日。土曜日。先々週にリアルミーグリのために幕張メッセに行ったばかりなのに、2週間後のまた今日も東京に軽々しく来てしまっています(泊まってるホテルで書いてます)。まぁ名古屋から東京は1時間40分くらいで行けるって日向坂の山下はるはるも言ってたしな……

 今日来たのは日向坂の髙橋未来虹さんが出演される舞台『ラフテイル・オブ・アラジン』を観劇するためです。

 

 ちなみに明日はZOZOマリンスタジアムで開催される櫻坂46のアニバーサリーライブ2日目に行きます。野外でのライブなので今から震え上がっています。とにかく寒いのが嫌すぎる。

 明日のことはとりあえず棚上げしておいて、今回の舞台ですが、良かったです(結局それ)。アラジンについては正直ディズニーのは見たことないし、唯一見たことがあるのがウィル・スミスが全身青くなってたやつだけだったのですが(むしろ何故それだけ見ていたのか)、そんな状態でも全然楽しめました。おそらく元のアラジンの話を軸に、タイトルにもあるようにコメディ風に仕上げたような作品なのでしょう。ちゃんとシリアスパートもあって、吉本新喜劇みたいな感じでしょうかね(って書くと急に西感が強くなるな)。あと書いていて思い出しましたが『アラジン』自体はちゃんと(というかディズニーのものを)見たことはないけど、『千夜一夜物語』は読んだことあったかもしれないです。あれは誰の訳だったか……

 さて、ヒロインのバドゥール役の髙橋未来虹さんは日向坂46の3期生で、グループ内では一番の長身で、ライブではダンスが映えていてめちゃくちゃかっこいいメンバーなのですが、今回の舞台でもそれが存分に活かされていました。ミュージカルパートでは高身長で手足が長く体幹がしっかりしているので、一つ一つの所作がとにかく綺麗でした。踊りの場面になる度に私の中のユースケ・サンタマリアが「みくにんはダンスやってるからな」って言ってました(いらない情報です)。

 そして純粋に歌が上手かった。グループだとソロ曲でもない限り一人だけの歌声に着目する機会ってのはなかなかないのですが、めちゃくちゃ良かったです。『愛のひきこもり』(髙橋さんセンターの3期生曲)も、ツアーでもっとやってくれたら良かったのに(大阪2日目の一回きりしか披露されなかった)。でもツアーではトロッコ披露だったけどあの曲はちゃんと振り付け込みのステージで見たいな。

 あと、髙橋さんといえば冠番組『ひなあい(日向坂で会いましょう)』では、ゲラだったり鋭いガヤを入れていたりと、実はバラエティメンでそこもキュートで持ち味なのですが、私が観に行った回ではそんな髙橋さんの良さが垣間見えるシーンもありました。おそらくアドリブのシーンで、他のキャストに笑わされて、それがゲラって顔を伏せて必死に笑いを抑えこもうとしている髙橋未来虹さんが最高に髙橋未来虹って感じで良さが出ていました(私の変な癖が出てる)。即座に王様(別のキャスト)に「姫にウケとるわ!」とフォローされているのも、キャスト同士の雰囲気いいなぁ、と思いました。

 そんな感じですかね。髙橋さんにフィーチャーした感想になってしまいましたが、アラジン役に松本幸大さん、ランプの魔人役には今江大地さんと豪華なキャストが並んでいたり、他のキャストさんの演技も素晴らしくて、見応えのある舞台でした。あと髙橋未来虹さんのビジュが爆発していた(やっぱりそこに戻ってくる)。プリンセス衣装デコ出し下ろし髪型は、もうそういう名画だろ。

 そんな、グループを離れた場所で頑張っている髙橋未来虹さんがめちゃくちゃ良かった舞台『ラフテイル・オブ・アラジン』でございました。

 舞台を見たあとは、パンフレット(3300円というなかなか強気なお値段)を読みながら、ラフテイル・オブ・ウオタミ(魚民)で一人飲みました。