後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

チャン

 12月4日。水曜日。ここ最近は午前中に喫茶店で作業をして、午後から研究室に行く、という習慣が確立しつつあります。朝起きてからのスロースタートっぷりが甚だしいので。家の近くに行きつけ(とてもダサい言い回し)のコメダがあるので、朝起きたらまずそこに行き、大して美味しくもないコーヒーを飲みながら本を読んだり作業をしているのです。美味しくない、と書いておりますが別にそれは問題ではありません。そもそもコーヒーの味なんてわかんないし。熱くて苦けりゃなんでもいいんです。それだけがコーヒーに求められる要素です(持論ですよ)。

 しかしながら、この時期というものはどこの喫茶店に行ってもBGMにクリスマスソングが流れているので、延々とハッピーソングにタコ殴りにされているわけです。別に嫌じゃないですけれど、ただただ松任谷由実桑田佳祐山下達郎にボコボコにされております。いくつになってもクリスマスって強い。

 午前中はそんな感じで過ごして、午後からは研究室へ。ずーっとパソコンに向かって論文を書いておりましたが、嫌気が差して一旦近くの本屋へ避難を。今日12月4日といえば、待ちに待ったとある本の発売日です。

 

 そうです。テッド・チャンの『息吹』の発売日なのでした。いやー楽しみにしてました。

 テッド・チャンといえば、『あなたの人生の物語』という珠玉の短編集があまりにも有名ですが(というかその一作しか本としては出していない)、その新作がようやく発売されたのです。なんと16年ぶりです。待たせすぎだろチャンよ…

 前作『あなたの人生の物語』も凄まじい短編集なのですが、表題作は2016年に映画化もされました(日本では2017年公開)。そのポスタが「ばかうけじゃねぇか」と呼ばれていたのは記憶に新しいです。

 

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 私としてはばかうけは別にどうでもよくて、それよりも邦題タイトルの「メッセージ」がダサすぎないか…?という疑問のほうが大きいですが…

 なにはともあれ、そんなテッド・チャンの新作がようやく発売されたのです。嬉しいねぇ嬉しいねぇ。まとめて一気に読む時間はないのですが、少しずつもったいぶりながら楽しんでいこうかと思います。それにしても今年はSFが色々と活気づいてたなぁ。