後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

ナイト・ホークス

 8月2日。金曜日。今日も劇的に暑い一日ですね。私の住む地方は38℃とかになっていて、もはや人間の住める環境ではありません。家でも車でも仕事場でも研究室でも、冷房をガシガシ使うことによってなんとか住める環境になっております。電気が止まったら一発で死ぬぞ多分。

 昨日からずっと研究室にいたため、そのままほぼ徹夜に近いかたちで今日も朝から研究室にいます。眠くなったら仮眠を30分くらいして、ということを繰り返すことによって過ごすことはできるのですが(というか身体がそれに慣れました)、やっぱり途中から(30時間くらいたつと)シャワーを浴びたくなるので、その欲望だけには勝てず20時くらいに帰りました。いつもよりも4時間くらい早いですかね。夏でも冬でも、毎日のシャワーやお風呂だけは欠かせない身体になっておりますが、あれはいったい何欲になるのでしょうか。衛生欲?

 試験問題を作ったり論文を書いたり、相変わらずそんな毎日です。そろそろ実験をしたいところです(というかパソコン作業以外で手を動かしたい)。

 それにしても、毎日変な時間に寝ることが多いので、それに伴って変な時間に夜ご飯を食べることも多い生活をしているのですが、深夜に田舎のファミレスの退廃的な雰囲気はとても良いですね。26時〜28時くらいにご飯を食べに行って、ついでにファミレスで作業をするのが好きです。あの場所に流れている何もない時間みたいなものを感じにいっているといっても過言ではありません。いや過言か。早く寝ろって話ですね。

 日中は賑わっているファミレスの、深夜になって雰囲気が一転して、静寂や倦怠につつまれている経済社会のエアポケットのような空気は素晴らしいです。仕事終わりのタクシーの運転手、課題をやる学生、クソしょうもない話をしているギャル、だるそうな店員、どれをとっても素晴らしいです。その空気と一体になっている私は、もう完全にナイト・ホークス(エドワード・ホッパーの絵画)です。嗚呼、素晴らしき深夜ファミレス生活。きっとその場にいる全員がお互いに対して「こんな時間にファミレスにいるのはどうしようもない大人だな」と思い合っていることでしょう。しかし、どうしようもない大人を胸を張ってやれるのも、大人だけに許された贅沢なのかもしれません。何を書いているのかよくわからなくなったので今日はここまで。