後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

卵にまつわる話

 一つ前の記事で煮玉子について書いたので、それつながりで卵の話である。卵といえばいわゆる「たまご型」とよばれる形をしている。まんまるではなく、片方が尖っていて(鋭端)、反対側は丸くなっている(鈍端)。通常、鶏(に限らず鳥類全般に言えることだと思うけれども)から産み落とされるときには、尖っている方が強度が高いため、鋭端側が下向きに産み落とされる(卵管内を下ってくる時にまれに反対になってしまう場合もあるけれども)。だから、鈍端側が上であり、鋭端側が下である。実は方向があるのだ。スーパーでパックで売られている場合も、その方向でパック詰めされている。

 しかし、そもそもなんで卵が「たまご型」をしているかというと、それには諸説ある。鳥類以外の卵はあんな形をしていないのだ。魚の卵はまん丸の球形をしているし、爬虫類の卵はやや楕円形をしている。なぜ鳥類だけが「たまご型」をしているかというと、鳥は卵を他の動物に食べられないように木の上など高いところで産卵をするのであるが、もしも丸い卵だと、転がって落ちてしまう。鈍端、鋭端という方向を持つ「たまご型」の場合、転がっても円を描いて元の位置に戻ってくることができる(机の上で転がしてみるとよくわかる)。なので、鳥類の卵が「たまご型」をしているわけだ…という説が一応は定説となっているが、本当にそれが正しいのかどうかはわからない。鳥に訊いてみるしかない(鳥に訊いてもわからないかもしれないが)。木の上じゃなくて地上や水の中に卵を生む爬虫類や魚類の卵が丸くても済むのはまぁ、その理論で言えば正しいのかもしれないけれども…

 ちなみに「なぜ」ではなく「どうやって」たまご型が形成されていくかというと、ざっくり答えると重力によるためである。卵管を通って卵が産み落とされるまでに、始めは受精卵(無精卵の場合でも同じだが)だけだったものに、徐々にその周りに卵白や殻が形成されていくのだが、鶏の場合、すべて完了するまでに約24時間かかる。その間に、重力によってだんだんと重心がずれていくため、あの形になっていく、と言われている。

 

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 朝からずっと雨の一日でした。今日は寒いくらいでしたね。夏っぽさを微塵も感じられない天候でした。今日も今日とて、講義用の資料とスライドを作ったり、学会用の書類を作ったり、なんやかんやしているうちに夜になっていました。相変わらずの目の酷使っぷりです。

 あまりに疲れていたので夜ご飯はラーメン屋でまぜそばをバクバク食べました。セット丼もつけてやりました。糖質 with 糖質。ストレスゆえの暴食っぷりです。自分の代謝能力をまだまだ過信しております(といっても一日二食で活動しているので、別にそれぐらいじゃ太る気配もないのですが)。おそらく健康には確実に悪い。