後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

24時間社会

 24時間スーパーをよく利用する。すごく便利だ。研究室を出るのが日を跨ぐぐらいの時間になることがちょくちょくあるので、寄って買い物をしてから帰ることが多い。研究室(というか大学)の近くに普通のスーパーもあるのだけれども、21時で閉店してしまうためにちょっと使いづらい。家の近くのスーパーも22時ぐらいで閉店してしまうため、それまでに帰ってくるのはなかなか難しい。それに閉店直前は野菜もあまり残っていないのでちょっと困る(主婦みたいなことを言ってっけど)。なので、自ずと24時間スーパーを利用することが多くなった。値段はそんなに安くはないのだけれども(普通のスーパーに比べると)、24時間やっているというメリットの方がはるかに大きい。

 便利になったものだ。24時間スーパーなんて、10年くらい前ではそんなになかったと思う(田舎だったせいなのかもしれないけれど。都会は普通に昔からあるのかしら…?)。

 しかし、便利だなぁ、と思う半面、もしかしたらそんな便利な施設ができてしまったからこそ、人間の活動時間がぐんぐんと延長され続けているのかもしれない、ともふと思った。コンビニエンスストアもそうだけれども。社会が欲求のままにコンビニエンスなものを増やし続けていった結果、時間的な制限なく働き続けることを強要される社会になっていったのかもしれない…とも思うのだ。便利なはずものに首を絞められている。なんというディストピア。きっと、そういった24時間スーパーやコンビニができる前なんかは、夜は寝るもの・休むもの、という認識が一般的だったのだと思う。コンビニもファミレスもない時代は、きっとお腹が空いて食べ物がなくても我慢するしかないのが普通だったのだと思う。多くの人は家に帰って寝ていたのだろう。「24時間働けますか」は決して胸を張って言えるキャッチコピーじゃない(だからこそ逆にインパクトがあったのだろうけれども)。

 でもまぁ、そういった施設のおかげで働き方自体も選べる社会になったとも言えるので、結局のところ「良し悪し」なんだろうなぁ…(別に深く考えたわけでもないのでこんなふわっとした結論でもいいじゃないの)

 

ーーーーーーーーーー

 今日も曇り空が一日中広がっておりました。雨は夜に少しだけ降った程度でしょうか。研究室での作業的には昨日とほぼ同じなので、特に言及することもなし(ここ最近はずっとそんな感じですね)。研究とは全くの別件で、趣味的な内容で調べたいことがあったので専門書・学術書を扱っている大きめの本屋へ。本屋自体が減っている現代ですが、学術書関係はやっぱり実物を見たいのでそういうタイプの本屋はとても助かります。というか、そういった専門書を扱う本屋だけが今後残っていくのではないか、とも思います。大衆向けの本屋はやっぱり淘汰されていく運命にあるのでしょう(本屋に限ったことでもないでしょうけれども)。

 1時間くらい使って色々見て回って最終的に4冊ほど購入。一万円近くの散財をしてしまったので、すでに今月は金がねぇです。そりゃ、図書館に行けば置いてあるのかもしれないですけれども、本はどうしても自分のモノにしておきたいので、結局買ってしまいます。「あの読んだあれどうだったっけ?」となったときに手元にないことが本当にストレスなので、できるかぎり(絶版になっていないものであれば)、手元に置いておきたいのです。