後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

カロリー社会

 ここ3年くらいずっと、一日2食で過ごしている。ご飯を食べるのは朝と夜だけで、昼は抜くことが多い。軽くお菓子を食べたりすることもあるけれども、基本的にはそれでなんとかなっている。その生活も、別に始めようと思って始めたわけでもなく、お昼にご飯を食べるのが面倒だなぁとか、数時間前に朝ごはん食べたばかりなのにそんなに食べられんわ、とかブツブツと文句を言っているうちに自然とそうなっていった。あと、満腹の状態だと作業効率が悪くなることも経験的に知っている(もちろん自分の場合に限ってなのかもしれないけれども)。ある程度は空腹の方が集中力が持続する気もする(眠くもならないし)。

 そもそもが、一日3食は多すぎるのではないか?と思うのである。子どもの場合は、成長するためにそれだけのカロリーが必要なのはわかる。だけども、大人になって、これ以上成長することもなくなっている今現在も子どもの頃と同じ頻度で食べる必要があるのかと、疑問に思うのである。生活スタイルも多様化している現代、みんながみんな食事だけは同じタイミング(朝・昼・夜)で行っている、ということ自体が実はとっても不自然なことなのでは?と思ったりもする。果たして決まった時間に食べる理由がどこにあるのだろうか…(と勝手にぼんやりと思ったりする)

 そんなわけで、そういった生活が定着しているので、太ることもなくなった(季節によって2〜3kgほどの増減はあるけれども)。むしろ、5年近く前と比べるとだいぶ痩せた方だと思う。私が一番デブだったとき(わたしが一番きれいだったとき、みたいな書き方だ!)と比べると、12 kgくらい体重が減っている(それは不健康なのでは?と言われたら言い返す言葉もないが…)。それでも、特に病気にもならずなんとかなっているので、多分それが自分にあった食事スタイルなんだろうと思うのである。

 そう考えると、世の中に蔓延る「なんちゃらダイエット」の胡散臭いことか。それ自体(なんちゃらダイエット)が商品化されている、ということなんだろう。シンプルに「消費カロリー>摂取カロリー」としていれば自然に痩せるものなのだ。それをやれ「運動をしなくても〇〇が効く」とか「一日何分で痩せる」とか、甘い言葉が世に溢れているのは、ターゲットをなるべく痩せないようにしているのでは?とすら思う(痩せてしまったら儲からないから)。甘い願望に経済のシステムはいともたやすく入り込んでいるのだ。できるだけターゲットに考えさせないように。

 

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 今日も朝から資料を作ったり調べ物をしていた一日でした。レビュー論文の進捗があまりよろしくありません。色々とここ数週間でイレギュラなことがあったものの、良くない状況です。なんとか巻き返さないと…と思いながらも、夜にはパソコンを見るのに疲れて本屋へ行きました。『方形の円』と『アステリズムに花束を』を買いました(とても偏ったチョイス)。どちらも短編集なので、一気に読む時間がとれない今、ちょうどいいなぁ、としみじみ感じました(だからこそ短編集を買ったのだけれども)。