後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

かけこみうなぎ

 うなぎが好きだ。食に対して興味がないことを自負・自覚している自分であるが、好きな食べ物に含んでもいいだろうと思えるくらいにうなぎは好きだ。スーパーで鰻の蒲焼が売っていたら「おっ」と思う程度には好きだ。しかしながら、だからといってよく食べているわけではない。おそらく年に1回ぐらいだろう。それも、店で食べるのは色々と面倒で苦手だ。まず店に行くのも面倒くさいし、店に並ぶなんて嫌で仕方ない。注文して待っている時間も苦手だし、店を出て帰る道中は想像するだけでも面倒くさい。それぐらい、うなぎに限らず店で食べる行為が得意ではないのだ。そもそも、専門店のようなところで高いうなぎを食べたとて、その味がわかるような舌もあいにく持ち合わせていない。ある程度の金額までは美味い不味いがわかるかもしれないが、ある程度の金額を超えると美味しさがカンストする。これも別にうなぎに限ったことではない。おそらく、 1000円で食べられる料理の美味さ得点が100点だったとして、 2000円の同じ種類のそれはきっと 120点ぐらいだろうし、 5000円出したとしても多分 130 点ぐらいだろう。どんどんコストパフォーマンスは落ちてくる(別に高い飯を批判したいわけではなく、単純に私の舌がそうなっているだけ)。

 また、鰻の何が美味いかというと、結局のところタレの味なんだろう。こんな、毎年土用の丑の日には全国で100万回はされているだろう話なんて書きたく無いのだ、やっぱりタレ次第なんだから仕方あるまい。きっとティッシュにタレをつけても美味しく食べられるだろうし、コンディショナーの代わりに使っても大丈夫だろう。

 そんなわけで、わざわざ高い鰻をう食べに行くのは面倒くさいし味もわからないのでもったいないけれど、それでも年に1回くらいは鰻味のものを食べたい。そこで、私が見つけた最適解がある。それがガストの「鰻ダブル弁当ご飯大盛り」なのだ。たしか税込1800 円くらい。これが色々と程よいのだ。ほどよく美味いし、ほどよく値段も高すぎない。ほどよ鰻 NO.1  なのだ。しかも弁当なので、あらかじめ注文しておけばすぐに受け取れるのも素晴らしい。

 

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 今年もつい先日、このほどよ鰻弁当(鰻ダブル弁当ご飯大盛り)をバクバク食べた。たしか8月いっぱいの販売なのでギリギリ滑り込んだ形であったが、なんとか今年も土用の丑(四週間遅れ)を堪能したのであった。