後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

『Happy Train Tour 2023』愛知公演2日目にも行ってた

 先週1周間がやたらバタバタとしていて、というのも学会のために北海道まで行っていました。まぁ北海道に着くまでが大変なだけで、着いてしまえば発表をちょろっとして、それ以外はただひたすら爆食していた記憶しかありません。で、木曜日に帰ってきて泥のように眠って、金曜日はその出張の報告書を作ったりして、日曜日は日向坂46『Happy Train Tour 2023』の愛知公演2日目に参加してきました。そんなわけで日曜日のライブのちょっとした感想文です。前半の説明、絶対いらんかったな。

 愛知公演はチケットが全く当たっていなかったのですが、なんとか見切れ席が取れました。見切れ席なので、そこまで期待もせずナチュラルな気持ちで参加したのですが、結果としてめちゃくちゃ良かったです。また、大まかなツアーの感想は一個前の記事(

https://sibainu08.hatenablog.com/entry/2023/09/06/044837

 )にも書いたので、大阪公演と違っていたところを中心に、思いつくがままに。あと、セトリと演出のネタバレめちゃくちゃするのでそれは困るという方がお気をつけくださいませ。

 さて、セットリスト自体はほとんど変わらなかったのですが(そりゃそうだ)、『キュン』のあとに『ドレミソラシド』が追加されていたのは大阪公演ではなかったセトリ(どうやら神奈川公演でもあったみたい)。『ドレミソラシド』はめちゃくちゃ好きだし、よくメンバーがインタビュー等で「メンバー同士で目を合わせる振り付けが多いのが好き」と答えていたのですが、それをステージほぼ真横の見切れ席だったので確認できました。これが良かった。あと列ごとの移動する感じとかも。こういうのは正面の席だとなかなか見にくいので、見切れ席ならではだなぁ、と思いました。そういえば前述の大阪公演の感想文に「最初の衣装はシルバーのドレスでスカートにカラーが入っていた」と書いていたのですが、改めてみたら空色(ちょっとメタリックっぽい)でした。節穴すぎるだろ目ぇついとる意味あるんか。

 また、振り返ってみるとこの愛知2日目は愛知県出身4期生のはるはる(山下葉留花さん)回だったなぁ、と思います。贔屓目もありますが。今回のツアーでは4期生がけやき坂46曲の『期待していない自分』を披露しているのですが、そのセンターが日替わりで、愛知公演2日目は山下さんだったわけです。これがめちゃくちゃ良かった。普段はスマイルが似合うふわふわとしたイメージがある山下さんが、曲の世界観に合わせた感情むき出しの表情&パフォーマンスで、様になっていました。曲中にはステージから花道を走り抜ける振り付けがあるのですが、思わず息を呑みました。めちゃくちゃカッコよかった。

 あと『My fans』。こちらも大阪公演とは演出が異なっていました。大阪公演では1~3期生がステージで披露する感じだったのですが、愛知公演ではステージに1~3期生、そして花道の後方では4期生がいて、ダンスバトルをやりあうvs構造の演出となっていました。そしてセンター(花道列の先頭)は山下はるはる。昨年の全国ツアーを彷彿とさせるこの演出も良かったです。ステージの先輩たちを睨みつける4期生の表情が最高にクールでした。あと、はるはるといえば、これは前回の感想文にも書いたのですが、シーラカンスの衣装と振り付けがめちゃくちゃ似合う。身長も高くて手足もスラッとしてるため、ダンスが大きく見えるんですよね。他の2曲とはまた違って終始笑顔で、花道を移動していく時なんか歩く度に靴から音符が出てくるような感じ(我ながらなんて素敵な表現)。

 セットリストで大きく異なっていたのはそれぐらいでしょうか。

 あとは、2daysの日替わり曲で、あやちゃんめいちゃんWセンターの『愛はこっちのものだ』の日に行けたのはラッキィでした。私はめいちゃん(東村芽依さん)(可愛い)(推し)(猫)のオタクだから。コールがめちゃくちゃ楽しいし、イケイケぶりぶりのTHE 一期生曲は今回も最高に楽しかったです。あと私服風衣装、ちょっと変わったかしら?(うろ覚えです)。

 また、大阪公演のセットリストでも思ったのですが『恋は逃げ足が早い』からの『ガラス窓が汚れている』の流れがめちゃくちゃ好きです。特に『恋は〜』。つい先日、一期生のなっちょさん(潮紗理菜さん)がグループからの卒業発表をされて、それから聴く(観る)この曲は心をえぐられます。この曲、メンバーが本当に楽しそうにパフォーマンスをしているのですが、それがより一層切なくなる。卒業して残されるのはいつもファンの方なんだということを痛感させられます(これは批判でもなんでもないです)。

 そういえば、そのなっちょさんの卒業発表があった直後ぐらいにミーグリがあったのですが、ついめいちゃんに「まだ卒業せんといてな…!」と伝えたら「大丈夫でーす!」と0.5秒くらいで返ってきて「軽ぅ!」と思わず笑ってしまいました。助かるわ。

 閑話休題。あと『ガラス窓〜』のラスサビでメンバーが座った状態で手振りだけでパフォーマンスをして、その終わりに立ち上がって前方を蹴り上げる振り付けがあるのですが、あれは「世間や社会、学校の規律に縛られていたことから抜け出す」ことを表現しているのかな、とちょっと思いました(ステージ見てないとなんのことかわからへん事書いてますね)。この曲もクールで好きです。

 10thシングル『Am I ready?』は相変わらず暴力的な"かわいい"がつまってましたし、アンコール後の『HEY!OHISAMA!』は見切れ席ながらトロッコに乗っためいちゃんを存分にくらったので最高でした。大阪公演では気球と花道で近くに来る気配すらなかったので……(こればっかりは運もあるので仕方ない)

 そんな感じの愛知公演2日目でした。基本的にオペラグラスでめいちゃんにフォーカスしてライブを楽しんでおりました。いやはや良かったです。

 

 

【セットリスト】愛知公演2日目

01. アディショナルタイム

02. 月と星が踊るMidnaigt

03. 川は流れる

04. キュン

05. ドレミソラシド

06. パクチー ピーマン グリーンピース

07. シーラカンス

08. 恋は逃げ足が早い

09. ガラス窓が汚れてる

10. こんなに好きになっちゃっていいの?

11. You're in my way

12. 愛はこっちのものだ

13. 見たことない魔物

14. 期待していない自分

15. キツネ

16. One choice

17. My fans

18. NO WAR in the future 2020

19. Am I ready?

アンコール

20. HEY!OHISAMA!

21. 誰よりも高く跳べ!2020

22. JOYFUL LOVE

 

おまけ

 最良の日すぎた……

 

 次は10月6, 7日の宮城公演に行く予定です。

日向坂46『Happy Train Tour 2023』大阪公演に行ってきた話

 つい先週、8月30日31日に大阪城ホールで開催された日向坂46『Happy Train Tour 2023』に参加してきました。その感想文です。ちなみセトリ・演出その他諸々ネタバレな内容ですので「そんなん困りまっせ」という方はご注意ください(あとだらだら書いていったらトータル1万文字くらいになってた)。

 

 というわけで大阪城ホールへ行きました。前回行ったのが6月1日開催の櫻坂46『3rd Tour 2023』の千秋楽公演(ライブ初披露の『Start over!』がとにかくえげつなかった)だったので、約3ヶ月ぶりですかね。もはや大阪城ホールなんて慣れたものです。慣れたものですから、1日目の30日は名古屋でお仕事をして即新幹線飛び乗りのライブ参加という荒業だって可能でした。本当は2日目の31日のみの参加予定だったのですが、日向坂46公式によるサイレント一般チケット発売の恩恵を受けられたため、1日目も参加できました。(是非はおいといて)ありがたいものです。

 という私の話なんかはどうでもよくて、ライブについてですが、でも結果として両日参加して完成する内容でした。これは前回の『Happy Smile Tour 2022』とはセットリストの構成で大きく違っていた(ように感じた)点。2022年のツアーと4月に開催された『4回目のひな誕祭』から今までの間に、9thシングル『One choice』と10thシングル『Am I ready?』がリリースされており、カップリングを含めると単純に14曲増えています。毎公演ごとにそれら全曲やるとするとあれもこれもになってしまいますし、もちろん新曲以外の定番曲やファンが求めている曲だってわるわけですから、それらをいい具合にまとめたセットリストだったのではないかな、と思いました。具体的には、4期生曲以外のカップリング曲が1日目と2日目で異なっていて、1日目は9thシングルのカップリング曲(『パクチー ピーマン グリーンピース』『愛はこっちのものだ』『You're in my way』)で、2日目が10thシングルのカップリング曲(『愛のひきこもり』『骨組みだらけの夏休み』『君は逆立ちできるか?』)となっていました。あと他にもちょこちょこと1日目と2日目でセトリの異なる点もありましたが、それはまたあとで。なので、逆に言えば、どちらかにしか参加できなかった人の中には「あの曲聴きたかったのに!」と感じる人もいるのかもしれませんね。こればっかりはどこを妥協するかなので仕方ないことですが……(でも「あの曲聴きたかったのにやらんのかい!」と思うのも生ライブに参加した感あって良いと個人的には思います)。

 さて、会場はメインステージと、ステージ中央から会場後方まで一直線に伸びた1本の花道のみというシンプルなデザインでした(このステージの使い方がめちゃくちゃ良かったというのもまた後々)。開演前の影ナレは1日目がみーぱん・小西んペア、2日目は正源司・齊藤京子ペア。関西出身メンバー縛りなのかなと思ってたら2日目の急な齊藤さんがちょっと面白かった。

 ツアータイトルが『Happy Train Tour 2023』といういこともあって、メンバーが各地に電車に乗って現れる、といったイメージのOverture映像とともに、ステージにメンバーが登場します。1~3期生のダンストラックで会場のボルテージをあげていって、1曲目アディショナルタイム。6thシングル『ってか』の収録曲ですが、もはやライブ定番曲になっています。曲自体クールでもちろん好きですが、ツアーの1発目に持ってくるのが「おおっ!」となりました。あと、新衣装がけっこう面白かった。シルバーのドレス風衣装にスカートにカラーが入っていたような(うろ覚えです)。新衣装をまとっためいちゃん(東村芽依さん)(かわいい)(推し)(猫)はお姫様みたいで可愛かったです。はい。そんなめいちゃんがフロントにいることもあって『アディショナルタイム』は好きです。はい。

 2曲目『月と星が踊るMidnight』3曲目『川は流れる』という流れで「なるほどテーマがTrainといってもご当地レベルの話じゃなくて、宇宙規模の星間移動SFがテーマなんだな!」と私は思ったのですが、別にそんなこともなかったです(早とちり)。シリアスめの曲が続きますが、特に『川は流れる』が演出も込みで良かったです。会場の後方まで伸びている花道をメンバーが列になってマーチングしながら披露するのですが、客席からの視線をそこだけに集めていて(花道だけをライトアップさせて余計なものを見せない演出も相まって)、見ごたえがありました。あと単純に曲がめちゃくちゃ好み。

 シリアス曲が続いたと思いきや、ここからぐんぐんギアが上がっていきます。1日目はとしちゃん(加藤史帆さん)センターの『君しか勝たん』、2日目は小坂菜緒さんセンターの『キュン』。曜日曲(というくくりがあるのかは知らんけど)が日替わりでした。『君しか勝たん』はコロナ禍にリリースされて、クラップ込みでデザインされた曲なのですが、声出し解禁になってからはコールもめちゃくちゃ楽しい。『キュン』はもう圧巻。原点にして頂点。小坂さんが楽しそうにしているだけで、会場全体にその雰囲気が伝播していく感じ(こういうのがきっとスター性だったりするのでしょう)。コロナ禍新規の人が増えたこともあってただでさえ難しい『キュン』のコールはわからない人も多い感じもしましたが、そんなもんはまた覚えてけばいいんです(そもそもコールができなくたって『キュン』は楽しい)。あと、これまた余談ですが、2日目は隣の席が高齢の方だったのですが、『キュン』のコールが完璧すぎて「すごぉ」と思いました。

 3期生曲パクチー ピーマン グリーンピース(1日目)、『愛のひきこもり』(2日目)は、スタンド席を3期生がトロッコで移動しながらの披露されます。とにかくパピグ(『パクチーピーマングリーンピース』)が楽しすぎた。頭空っぽで楽しめる曲は強いです(それでいて「嫌いな食べ物なんか食べなくて良い」というめちゃくちゃアナーキーな詞なのが面白いところ)。パピグの途中、トロッコがちょうど自分の席の前で止まったのは僥倖。ぱる(山口陽世さん)の顔がとにかく小さかった。たぶん野球ボール3個分くらいしかなかったと思う。

 トロッコ曲を終えて、4期生のターン。私が4期生曲の中で一番好きなシーラカンスが披露されます。この曲の青色ひらひら魚ヒレ衣装もとても好きで、あと表情がとても良い。9thカップリングで、4期生の曲としては2作目となります。この、「2作目」ってのはかなり大事だと私は思っています(1作目は自己紹介みたいな意味合いもあるのですが、2曲目は方向性が確定するので)。で、この『シーラカンス』はとにかく笑顔がめちゃくちゃ映えるのですね。「アイドルになって楽しくってしかたない!」という気持ちが抑えきれなくて溢れ出しているような感じ(個人的な感想です)。ライブでも当然初披露になるのですが、メインステージも花道も使って客席の近くまでいって笑顔を振りまいていて、アイドル力がえぐかった。花道を歩く度に靴から音符が出てくる感じ(伝わってくれ)。あと個人的に4期生では、はるはる(山下葉留花さん)が隣の県出身というキモ理由もあって応援しているのですが、衣装がめちゃくちゃ似合ってました。前回の「4回目のひな誕祭」の時は、直前に怪我をされて、松葉杖を付きながらのステージだったので、それもあってステージで歓声を浴びながらニコニコで踊っている姿にグッと来ちゃった。ほんと、良かったねぇ…(しみじみ)。そんな『シーラカンス』でした。MVも良すぎるから見てくれ。

 


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 4期生曲のあとは、9th全体カップリング曲『恋は逃げ足が早い』と10th全体カップリング曲『ガラス窓が汚れてる』。『恋は〜』は本来にぶちゃん(丹生明里さん)がセンターなのですが、今回のツアーは休業ということもあって、なのちゃん(上村ひなのさん)が代理センター(だったはず)。メンバーのスマートフォンに残っていた動画をつなぎ合わせることによって過去と現在が交差する演出の激エモMVがあまりにも良すぎる曲ですが、ライブでも笑顔がめちゃくちゃ映える。サビの跳ねるような振り付けがとても良かった。かと思っていると、『ガラス窓が汚れてる』『こんなに好きになっちゃっていいの?』とシリアスクール曲につながって、その緩急に当てられてしまうのです。この『ガラス窓〜』の振り付けがね、個人的にめっっっっっっちゃ良かった。センターのひなちゃん(河田陽菜さん)はふわふわしたイメージとは裏腹に、反抗期ソング(というジャンルがあるかは不明ですが)がよく似合います。MVも最高にカッコ良いのですが、演出もなかなか面白かった。メインステージの後方に電車の車両を模したセットが組まれ、その車両の中でパフォーマンスをするメンバーを、客席からは車窓を通して見る、という構図になっていました。「なるほど窓ガラスって電車の窓のことだったのか……」と一瞬思いかけましたが、歌詞1行目「教室の窓は〜」で思い直しました。そうだった高校生の曲だったわ。また、この『ガラス窓〜』は、サビの振り付けが座ったままのフォーメーションで、手振りだけで踊る部分があって、それがクールで良かったです。シングルの全体カップリング曲は9th10thのどちらのMVも素晴らしいのでぜひ見てくれ。

 


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 『こんなに〜』は先ほどの車両セットの2階がメインステージになっていて、中央・左右のそれぞれに置かれた二人がけベンチを使った振り付け。センターの小坂菜緒さん、そして加藤史帆さん齊藤京子さんを中心とした3グループに別れてのパフォーマンスでした。曲の最中、めいちゃんときょんこがベンチに並んで座った瞬間がなんか良かった記憶があるのですが、もしかしたら偽記憶かもしれません。

 ここから1期生2期生のカップリング曲へ。カップリング曲では私服風衣装に変わります。まずは2期生のターンで、1日目は『You're in my way』、2日目は『君は逆立ちできるか?』が披露されました。それぞれのセンターはひなちゃんとすーじー(富田鈴花さん)。ひなちゃん反抗期曲『You're〜』は曲のスピード感と語りがこれまたクールで、『君は〜』はにゃーにゃー言うてるゲキカワ猫ソングです(でもコールがエグ難しい)。2期生は今は7人で、にぶちゃんがお休みなので6人でのステージでした(さすがに少なく感じてしまったなぁ…)。

 1期生曲は、1日目があやちゃん(高本彩花さん)とめいちゃんがダブルセンター(うれしい)の『愛はこっちのものだ』、2日目はまなふぃ(高瀬愛奈さん)センターの『骨組みだらけの夏休み』です。1期生はどんな曲でも1期生の雰囲気にもってくのが強い(し、もはやお家芸ですね)。『愛は〜』は80~90年代っぽさと、掛け声がほとんど英語なのが印象的な曲。はじめCDで聴いた時は「うーん…?」といった感じだったのですが、ライブでパフォーマンスを見る(そしてコールをする)と、これがめちゃくちゃ楽しい。やっぱコール曲は歌詞がダサいくらいが楽しいんだろうな。『骨組み〜』はまさにテーマは夏休み(を過ぎた9月)ですが、ちょっとクリスマスソングっぽいリズムでもある(個人的印象)。これも1期生っぽさ丸出しでとにかく楽しい。大阪出身のまなふぃがこのセンター曲を今回の大阪公演で披露するというのが、もうそれだけでグッときますわ。あと私服風衣装がキュートすぎる(めいちゃん、こういった私服風衣装のときはだいたいピンク色を身に着けていてあまりにもめいちゃん)。日向坂の期別曲は、それぞれの期のイメージがそのまま曲になっている感じがして良いです。

 そして再び4期生のステージに。かほりん(藤嶌果歩さん)センターの『見たことない魔物』はMVからして夏✕制服✕アイドルの黄金率。櫻坂のライブでも3期生の『夏の近道』が最高に楽しかったのですが、それと同じ感覚で、とにかくフレッシュで楽しかったです。夏にやり残したことを8月末日にして食らわされたって感じです(???)。また、4期生は今回の大阪公演では岸ほのちゃん(岸帆夏さん)がお休み、りなし(渡辺莉奈さん)が曲数をしぼっての参加だったためこの曲には参加してなかったのですが「やっぱり全員揃ってのがみたいなぁ」と思ったのでした。そして、この次が大阪公演の中でも一番くらいに会場がざわついたシーン。スクリーンに「私たちの覚悟を受け取ってください」という文字(うろ覚え)が映し出されてからの『期待していない自分』ひらがなけやき曲のカバーです。いやいやいや、エグいって。さらにセンターは日替わりで1日目がかほりん、2日目が小西んでした(雰囲気からしておそらく持ち回りな感じ)。さっきまで『見たことない魔物』でぶりぶりに笑顔を客席に振りまいていた4期生が、一変して、苦しみももがきも覚悟もすべてをむき出しな表情に変わる瞬間は鳥肌がたつくらい強かったです。元のみーぱん(佐々木美玲さん)センターの『期待していない自分』では、みーぱんがステージを走り抜けるシーンがあるのですが、それも一直線の花道を使って表現されていました。いやはや、凄まじかった。また、かほりんと小西んとで、雰囲気がガラリと違っていたのも見られてよかったです。特に2日目、普段ポーカーフェイスな印象のある小西さんの『きたじ』が印象的でした。また、これは本当にどうでも良いことなのですが、その後の4期生MCの時に、きらりんちょ(竹内希来里さん)が『きたじ』を踊った後ということもあって、制服衣装のスカートにinしていたシャツが全出しになっていたのが田舎の夏の女子高生みたいでした(1日目も2日目も全出しになってた)。あと『見たことない魔物』の最後の歌詞が「そう僕を信じてくれないか?」なのですが、そこから『期待していない自分』につながるのが、ちょっとだけ「おおん?」と思いました(これは本当に気づかない方が良かった点)。

 ここから後半パートへ。ラストスパートに向けて盛り上がり曲が続いていきます。まず『キツネ』でかまされて(もはや説明いらんでしょう、そりゃ盛り上がったさ)、9thシングル表題曲『One choice』。ここが2つ目の会場ざわつき場面でした。本来は『One choice』はセンターがにぶちゃん(丹生明里さん)、そしてフロントにグループを卒業された影さん(影山優佳さん)がいるフォーメンーションなのですが、その二人のいない大阪公演では、センターのにぶちゃんの代わりに4期生のしょげこちゃん(正源司陽子さん)、そして影さんの代わりに同じく4期生のすみレジェちゃん(宮地すみれさん)を配置したフォーメーションでした。いやービビったね。そりゃあ、日向坂のこれまでのシングル表題曲は1~3期生の全員選抜だったわけで、そこで欠員が出た時は不在でやるかそれができないなら4期生から持ってくるしかないわけですが、それでもいざ目の当たりにすると「おおおお!!!」ってなりますわ。櫻坂では、最近のフェスなどで欠員がいる時に3期生が代わりに入ってパフォーマンスをすることがあったのですが、日向坂ではそういうことがなかったのかなり新鮮でした。それにしても、4期生で代役センターを任されたしょげこちゃん、堂々としたものでした。すみレジェちゃんも笑顔で踊っていてよかったです(それにしても、影山さんの代わりが宮地さんなのはサッカー好きつながり…?)。あと『One choice』はCDで聴くよりも生でライブで見るのが圧倒的に良いです。コールも楽しいし。途中のめいちゃん艦隊(2番サビの、めいちゃんをセンターに置いた激強ユニット)も見ものです。

 みーぱんセンターの『My fans』で会場を真っ赤にし、『NO WAR in the future 2020』でさらに会場を熱くしていきます。この『NO WAR~』の曲前のイントロアレンジがまたカッコよかった。4期、3期、2期、1期と期別ごとのダンスパートが連鎖していくのですが、それが超良かったのです。ボスラッシュみたいな感じ。ぐんぐんと会場のボルテージを上げて行って、そのままの勢いで曲が始まります。メインステージも花道も使って会場全体が一体になってメンバーもファンもいっしょに腕を振り上げるのがアツい。超楽しい。あと、4期生の曲が昨年のツアーではブルラズ(『ブルーベリー&ラズベリー』)だけだったのが、ライブを重ねるごとに参加する曲が順当に増えていくの、なんか良いよね?(わかってくれ)

 そして、アンコール前ラスト曲であり最新シングル表題曲の『Am I ready?』。センターは上村ひなのさん。曲が始まる前、一人だけステージに現れたなのちゃんが、双眼鏡で会場をのぞきながら、空想のキャラクタを会場に生み出していきます(意味わからんと思うけど、本当にこのままだから)。そして、会場を空想キャラクタで埋め尽くしたところで、衣装に着替えた他のメンバーも登場し、曲が始まります。『Am I ready?』は歌番組でも何度か披露されてますし、ひなリハ動画もアップされているのでなんとなくフォーメーションは把握していたのですが、これが大阪公演では全く違う演出でした。

 


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 このライブではメインステージをほとんど使わず、会場中央に伸びた花道が中心のパフォーマンスでした。曲が始まって、いきなりなのちゃんが気球に乗り込みます。そしてふわふわと漂いながら、会場を前方から後方へ、そして再び前方へ移動します。他のメンバーは花道で2列になって外側を向き、気球の動きに合わせてそれぞれの列がぴょこぴょこと横歩きをしながら踊るのです(我ながらヘタクソ説明ですね)。その間、なのちゃんはずっと気球に乗りながら客席に手を振っています。「上村ひなのの脳内世界」がMVのコンセプトだったのですが、まさにそれをライブで表現したような演出でした。これがめちゃくちゃ可愛い。なんだこれは。こんなの圧倒的な "かわいい" による無差別攻撃じゃないか。「上(上空)はかわいい、下(花道)はかわいい。これなーんだ?」「はい!かわいい!」って感じ(もはや伝わせる気がない)。以前にも書いたかもしれませんが、メッセージもなく寄り添うこともせず、時代も世界も文脈も関係なく、ただただ最大出力の「かわいい」にまるごと吸い込まれてしまうような感覚に陥ります。あとパステルカラーのワンピース衣装もかわいい(生でみると他の衣装にはない丈の短さでビビる)。とにかく全部かわいい。かわいくって、そのかわいさにちょっと苦しくなりますもの…

 曲が終わって、「まもなく電車が出発します」的なアナウンスとともに、いそいでメンバーが車両セットに乗り込み、ステージから捌けていきます。「あ、そういえばこのツアーのテーマは電車だったな…」とここで久しぶりにそれを思い出したのでした。

 アンコール後は『HEY!OHISAMA!』からスタートします。メインステージ、花道、トロッコ、気球そしてスタンド席出入り口といたるところにメンバーが登場し、コールをしながら会場をお祭りさわぎで盛り上げます。1日目、スタンド席だった私は「めいちゃん近くに来やんかな?」とちょっとだけ期待していたのですが、花道に現れためいちゃんが早々に気球に乗り込むのを見て真顔になりました(でも気球に乗っためいちゃんは絵本の世界みたいでかわいかった)。また2日目はスタンド出入り口近くの席だったのですが、ぱる&きらりんちょが間近に登場していて良かったです(めいちゃんは花道で踊ってた)。『誰よりも高く跳べ!2020』イントロのフリーダンスは最近「ひなあい」で見たばかりのソーラン節。掛け声がめちゃくちゃ盛り上がったし、こういうチョイス、本当に上手いよなぁ…と思いました。『だれとべ』もライブ定番曲ですが、やっぱりめちゃくちゃ盛り上がる。以前友人とも話したのですが、参加したライブで『だれとべ』が聴けていっしょに盛り上がれると、それだけで「日向坂のライブに来た!」って感じるし満足感があるもんだなぁ……そしてラストは『JOYFUL LOVE』で締め。大阪城ホールはスタンド席の傾斜がけっこうあるから、虹色がめちゃくちゃ映える。『JPYFUL LOVE』は締め曲として究極すぎてもはや言うことがなにもないのですが、花道でなちょ(潮紗理菜さん)とめいちゃんがいちゃってて和みました(でもこのシーンももしかしたら『JOYFUL LOVE』じゃないかもしれない)。

 

 ……という感じの『Happy Train Tour 2023』でした。なんというか「こういうのでいいんだ」であり「こういうのがいいんだ」がつまったようなライブでした。コロナ禍を経ての声出しOKのツアーはグループにとっても久しぶりだったのでしょうけれども(ハマスタの『ひな誕祭』も声出しOKだったけども)、客席側からしてもやっぱり声出しってのはいいもんだなぁ、と改めて感じました。日向坂46は観客との共鳴や一体感を大事にするグループだと私は認識していますが(ライブの演出としても花道やトロッコで客席と目を合わせたりまた掛け声やコールなど、相互のコミュニケーションを取り入れたものが多いですし)、まさにそれを体感したライブでした。声出しや声援、掛け声によって、ファンもメンバーもどんどんテンションが上がっていく感じ。いやーくらいましたね。めちゃくちゃ楽しかったです。そしてこれがまだツアーの最初の公演なので、これからどんどん洗練されていくのも楽しみです(私は次は宮城公演に参加する予定です)。あと、4期生の参加する曲が増えているのも良かったです(いないメンバーの代役に抜擢されているところも)。ただし、大阪での公演にも関わらず、間のMCで奈良県出身のめいちゃんに話がふられなかったのはいただけないところ(過激派やばファン)。でも、まなふぃが「大阪で「まなふぃー!」って呼ばれるの夢やってん」って言ってたのはなんか良かったです。そんな大阪公演でございました。

 

 

ありがとう大阪城ホール。お仕事終わって弾丸で行った甲斐がありましたわ。

 

【セットリスト】

01. アディショナルタイム

02. 月と星が踊るMidnaigt

03. 川は流れる

04. (1日目)君しか勝たん (2日目)キュン

05. (1日目)パクチー ピーマン グリーンピース (2日目)愛のひきこもり

06. シーラカンス

07. 恋は逃げ足が早い

08. ガラス窓が汚れてる

09. こんなに好きになっちゃっていいの?

10. (1日目)You're in my way (2日目)君は逆立ちできるか?

11. (1日目)愛はこっちのものだ (2日目)骨組みだらけの夏休み

12. 見たことない魔物

13. 期待していない自分

14. キツネ

15. One choice

16. My fans

17. NO WAR in the future 2020

18. Am I ready?

アンコール

19. HEY!OHISAMA!

20. 誰よりも高く跳べ!2020

21. JOYFUL LOVE

 

 そういえば今思い出したけど、10thシングルカップリング曲の『接触と感情』やってないな。あの曲も好きなのに(どこかでやってくれないかしら…)。

 

ーーー

おまけ

 

 

 今回のツアーから、推しメンペンライトのver2が出たのですが(写真上がver. 1、下がver. 2)、輝度が全然違うというか、ようやく普通のペンライトと遜色なく使えるようになった感じです(写真じゃわかりにくいけれども)。あと持ち手が推しメンカラーなのが可愛い。なので、1つ4千円というヤバ高価格に目を瞑ることができるならば、揃えるのもありだな、と思いました(でもほとんどポケットにいれて手振り・振りコピとかしてたから使ってなかった)。

にっちもさっちも

 ここ3ヶ月ほどがやたらめったらバタバタしていて、にっちもさっちもいかない日々が続いておりました。それがなんとか、その窮地を脱してにっちもさっちもいったので更新するに至っております。ちなみに「にっちもさっちもいかない」は2でも3でも割り切れず計算が合わない、どうにもならない、みたいない意味ですが、よく考えれば2でも3でも割り切れない数のほうが世の中には圧倒的に多いわけで、生きていくってのはそもそもがにっちもさっちもいかないものなのでしょう。

 かといって、じゃあここ数ヶ月の間は碌なことがなかったかというと、そういうことでもなく、アイドルのライブに行ったり、アイドルの接近イベントに行ったり、アイドルのCDや写真集が発売されたりしていました。アイドルばっかりだな。

 4月に初めて名古屋で行われた櫻坂46のライブに行ったのですが、そのライブがあまりにも良くてその一ヶ月後に大阪の櫻坂のライブにも行きました。新曲『Start over!』めちゃくちゃ良かった。

 


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  このMVを初めて見たときに「こんなのまさに令和版『ファイト・クラブ』じゃん…!」と思ったのですが、全然共感を得られなかったです。なんでやねん。藤吉夏鈴さん、まんまブラッド・ピットやんけ。

 で、もともと櫻坂は曲だけは聴いていたのですが、ライブもいってガッツリハマるようになり、『Start over!』からはミーグリにも参加しました。私は同郷の三重県が生んだ100%アイドルこと幸阪茉里乃ちゃんを応援してます。はい。

 

 アイドルのライブといえば、日向坂46では影山優佳さんの卒業セレモニーがあり、そちらは配信で拝見しましたが、それもめちゃくちゃ良かった。日向坂46は一期生が特に好きなので、とにかく寂しい気持ちもありましたが、アイドルの最後の瞬間まで影山さんはかっこよくて綺麗でユーモラスでした。めちゃくちゃ良かった。『夏色のミュール』披露されたときは変な声が出た。

 日向坂46の方も新曲『Am I ready?』がリリースされていて、こちらもMVを初めて見た時は脳天がゆれるくらいの衝撃で好みだったのですが、ファンの間ではどうやらイマイチな感じのようです。なんでやねん。めちゃくちゃ良いやんけ。


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  櫻坂46の『Start over!』が社会に対するカウンターパンチのような、わりと現実的な輪郭をした曲であったのに対し、日向坂46の『Am I ready?』はファンタジィに振り切っています。寄り添うこともせず、共感も求めず、メッセージもなく、我々はただただ目の前に存在する圧倒的な「かわいい」にひれ伏すしかないわけです。そこには文脈も理論も意味も時代も次元もなく、「かわいい」が世界まるごとを飲み込んでしまっているような感じというか(伝われ)。MVのコンセプトがセンターの上村ひなのさんの内面世界を表現しているように、矢印はただひたすら内側を向いているのですが、それがいつの間にか内と外がぐるりと反転してしまっているのです。まぁ結局何が言いたいかというと、かわいいは世界を覆うってこと。それに尽きます。どれだけ世界がしんどくてつらいものになっていたとしても、アイドルにはキラキラで笑顔でかわいい存在でいてほしいという、私たちのささやかな願いを叶えてくれている作品なのかもしれないな……

 

 こちらは日向坂46リハーサル動画もアップロードされていて、それもとても良いです。


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 あとカップリングの『ガラス窓が汚れてる』も素晴らしい。


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 ちょっと、『ときめき草』のような懐かしさも感じました。最高にクール。

 

リアミー

 4月23日。日曜日。金曜日から日曜日までずっと実験室で作業をしていました。4月も中旬となり最近は外にでるとポカポカと暖かいのですが、実験室のある研究棟は断熱がしっかりしていて、しかも北向きなので4月でもまだまだひんやりとしています。私は北向きの建物が好きなのでちょうど良いのですが。というか、日本は南向き家の信仰が強すぎるとすら思います。そんなに「日当たりの良さ」は家を選ぶときの重要なポイントなのか。馬鹿みたいに夏が暑くなっている現代の日本では、むしろデメリットであるとすら感じています。私の実家はリビングが北向きだったので、30℃を超える夏でも冷房いらずでしたし、冬は経験上どの方向だろうが寒いのです。だったら夏の快適さをとったほうがよっぽど過ごしやすいのではないか、と思うのでした。

 ここ最近はアイドル関係のことばかり書いている気がするのですが(もちろんその自覚はあります)、それはおそらく日常が諸々のことで追い込まれすぎて全然楽しくなくて、その正反対のキラキラとした「人間の輝き」みたいなものを精神が欲しているからなのでしょう。植物が光合成をするように、もはやアイドルの輝きを食って生きる化物です。極めて危険な精神状態でしょう。日中を死んだような顔で過ごし、家に帰っては夜な夜な更新されたアイドルコンテンツ(主に日向坂さん)を摂取する日々です。

 だから、ここ一週間くらいは『One choice』のリリース期間なこともあって露出が多くて良いのですが、それにしても情報供給量が多すぎます。リアルミーグリとか世界卓球とかコナンコラボ(コナンコラボ?)とかラジオ生出演とか雑誌とかSHOWROOMとか。さすがに追いきれていないです。リアルミーグリ(要は対面イベントの再開)は、せっかくなのでと思って応募しましたが、当選率は30%ほどでした。厳しい戦いすぎる。おかげで7月には30秒ちょっとの時間アイドルに会うためだけに東京に行きます。それはもうほとんど酔狂だろ。

 そんなここ最近でございます。

 最近読んだ本の話。3月くらいからめっきり読む時間がなくなってしまっているのですが、市橋伯一『増えるものたちの進化生物学』とマーク・チャンギジー『<脳と文明>の暗号』を読みました。

 『増える〜』は講義用のネタ集めのためという不純な動機で手に取りましたが、予想以上に面白かったです。「なぜ生きているのか?」「なぜ死にたくないのか?」「なぜ他人が気になるのか?」「なぜ性があるのか?」「何のために生まれてきたのか」といった哲学的な問いを、「増えて遺伝する」という生物の基本的な特徴から答えを見出そうとした本。むしろ「増える」能力を持っているからこそ、そんな問いや不安が生まれてしまったのでしょう。

 『<脳と文明>〜』もかなり面白かった。この著者の本は、前作の『ヒトの目、驚異の進化』も読んでいましたが、私はこちらの方がより好みでした。言語や音楽が生まれたのは、脳が進化してそういうものを扱えるようになったのではなくて、言語や音楽が文化的に進化して人間が元来持っていた能力(自然界の音を聞く能力)に近づくことによってより洗練されていった、といった内容。だから音楽も言語も、自然界にある音や動物の動作音を真似て作られている、という「へぇ〜」が止まらなくなる本でした。ところどころ根拠が怪しい部分もありましたが、最初から最後まで面白く読みました。

 そんなここ最近でした。恐ろしく読むスピードが遅くなっているので積読がまた増えていて困っています(買うのをやめろ馬鹿)。 

新曲CDとか写真集とかライブとか

 4月21日。金曜日。バタバタとした新年度を迎えております。今年度からの他大学での講義の仕事も始まっていて、その準備であったり、いつも通りの分析作業や論文の締め切り、そしてたまーに農場に行ってはウシと戯れたりなどなど、色々とバタついております。とにかく余裕がねぇです。だから自ずと書く内容もなくなっている状況なのですが、その中でもここ最近のあれこれを箇条書きにて(といってもまたもやほぼアイドル関連)。

 

○『One choice』

 4月19日に日向坂46の9thシングル『One choice』が発売されました。

 表題曲『One choice』はもうハマスタのライブだったり歌番組などで何度もパフォーマンスを見ていますが、その度にやはりパフォーマンスありきの曲なんだな、と思わされます。げきやばステップも健在。あと、この曲はMVがセンターのにぶちゃんがMV撮影に寝坊して、フロントメンバーが起こしに行くけどその光景もろともを作品にしてしまえ、というストーリーになっています。


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 そのMVを最初に見たとき、微笑ましいセンターにぶちゃんの日常と思わせといて、実は表に立っている以外のプライベートの時間もすべてが求められコンテンツとして消費されてしまう現代アイドルの姿への皮肉ではないか…?と思いました。そのことをつい先日お友達に話したところ「多分だけどそんなメッセージはない」との回答。そっかぁいい線いってると思ったんだけどなぁ…

 また今回のシングルはカップリング曲も粒ぞろいで、日向坂46というグループの"これまで"と"これから"を表した『恋は逃げ足が早い』も、今回のシングルをもって卒業される影山さんへの餞の曲『友よ 一番星だ』もただただ素敵。4期生曲『シーラカンス』は曲そのものは好みですし、1期生曲『愛はこっちのものだ』はあやちゃんめいちゃんのWセンターマジでありがとうって感じ。3期生曲『パクチー ピーマン グリーンピース』は曲調こそキュートとポップでコーティングしてあるけど「嫌いなものは嫌いなんだ好きになるわけねぇだろ」と言い切るアナーキーな一曲です。紛れもなくパンクだろこれ。

 

○坂道アイドル関係の本

 18日発売の櫻坂46大園玲さんの写真集『半分光、半分影』と、21日発売のBRODY6月号を購入。

 写真集は「(^q^)ぞのぉ…(激キモボイス)」って感じで大変素晴らしかったです。はい。BRODYは日向坂46横浜スペシャル。つい先日開催された横浜スタジアムでのライブを振り返っています。BRODYの日向坂特集は毎回写真も良いですし、インタビュー内容が「あ、そこも触れるのね」とファンが気になっていたところまで訊いていて、満足度が高いです。こういうところにインタビュアーとアイドルとの信頼関係って現れるんだろうなぁ…

 

○櫻坂さんライブ

 つい昨日、櫻坂さんのライブを初めて生で観てきました。これまで行こうと思いつつもなかなかタイミングが合わなかったのですが、今回はライブツアー愛知公演が日本ガイシホールで行きやすい場所&日程だったのもあって、満を持して参加してきました。

 ということで初の櫻坂ライブだったのですが、いやもうね、めっちゃくちゃ良かったです。パフォーマンス激強集団。

(以下セトリ軽ネタバレ&語彙力ゼロ感想の羅列)

・初手『Cool』イカつい。『桜月』のカップリングで一番好きだったのでパフォーマンス生で観られて良かった。ぞのぉ…

・『半信半疑』がめちゃくちゃ楽しかった。

・『それが愛なのね』のコール&レスポンス超楽しい。

・『流れ弾』がそもそも曲自体が一番好きなのもあって脳汁でまくった。物理的に人にめっちゃ重なる(縦方向)振り付けすごい。

・『BAN』のアレンジ強すぎ

・3期生がバカほど会場を沸かしていてすごい

・『無念』の参加メンバーと歌詞が重すぎて、でもそれをあの表情で見せつけられるんだから余計胸がギュッとなる。超良かった。

・『条件反射で泣けてくる』はやっぱりド名曲。

・『なぜ恋をして来なかったんだろう?』激アツ

・リフトアップされていく天ちゃん、ドラゴンを手懐けているタイプのファンタジー作品主人公みたい。

 

 あと、席がスタンドの最下最前で目線そのまま中央ステージの超良い席でした。で、私は同郷(同じ県)出身の幸阪茉里乃ちゃんを激烈応援していたのですが、そんな良席だったこともあって中央ステージで披露される『それが愛なのね』では爆レスをもらっていました。なばなの里イルミネーションの電球の数くらいもらった。

 

 いやー良かった。

 ※終演後の会場風景は写真撮影&SNS投稿OKとのことでそのアナウンスに従っています。これ、めちゃくちゃ良い試みだなと思うんですけど、たいていのライブでは会場の撮影は禁止なので、そのこと(櫻坂ではOKなのこと)を知らない人からあらぬ疑いをもたれそうでもある。

 

 そんなわけで、めちゃくちゃ良いライブでした。11月の千葉マリンスタジアムのライブも行きたくなったなぁ…

 

逃げ足が早い

 4月7日。金曜日。朝から夜まで雨が降り続いていた一日でした。ゆるやかに新年度が始まっています。すでに新年度の講義のお仕事も始まっていたり、また研究室では実験をしたり論文を書いたりしています。それにしても、先週土日は横浜スタジアムでアイドルに向かって声が枯れるくらい叫んでいたのに(「め"い"め"ーーーい"!!!」「超絶可愛い!!め"い"め"ーーーーーい"!!!!!」)、その数日後には教壇に立っていっちょ前に学生相手に講義をぶっかましているものですから、なんだか申し訳なくなりますね。誰が何を教えとんねんって感じ。

 

 そんなわけで(?)、また日向坂さんの新曲の話。

 つい先日、9thシングル『One choice』のカップリング曲『恋は逃げ足が早い』のMVが公開されました。これがね、ちょっと、すごすぎた。


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 すごすぎて見終わった瞬間深い溜息が出ましたわ。

 過去の密着カメラの映像や、メンバーやスタッフのカメラロールに残っていた動画(つまり過去の日向坂メンバー)と新たに今回のMV用に撮影された今の日向坂メンバーの姿が同じ場所・シーンで登場するような演出になっていて、とにかくすごいのです(クソ語彙力)。歴史と今が交差しているような感じというか。

 特に一期生のシーンは胸にグッとくるものがあります。

 当時「けやき坂46ひらがなけやき)」が結成されたものの、なかなか日の目を浴びる機会がなくて「自分たちの存在する理由が見つからなかった」とドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』などでも語られていました。その当時の映像と今の日向坂46としての姿が交差しているシーンなんて、もうね、やばない????(クソ語彙力が止まらない)。卒業してしまった長濱ねるさん柿崎さん井口さんが映っていたのも良かったな。すべては地続きで今があるんだなって。

 私たちはいつも彼女たちの表に立つ姿しか知らないわけで、表というのは常に「更新」や「進歩」が求められる場所です。しかし、表から見えない部分には我々の想像を絶するほどの苦しみや悩みや涙があるわけです(もちろん仲間同士の笑いも喜びも)。プロだから普段はそういう部分を見せないようにしているんでしょうけれども(その部分もコンテンツ化されて求められてしまっているけれども)。そういった、楽しい思い出も辛い記憶もすべての事象が現在につながるために必要なモノだったんだと感じさせる作品になっているのです。そして、だからといって「あの頃は良かった」と過去にすがるわけでもなく、爽やかな仕上がりになっているのがまたニクいところ。あの頃に思い描いていた未来と現在地が重なっているかを確かめている感じというか。これはちょっととんでもないです。日向坂ファン全員を根こそぎやっちまうつもりじゃないか(MVのプロデューサは『飛行機雲ができる理由』と同じ方で「なるほどなぁ」と納得しました)。

 

 最後のCメロ?からラスサビにかけて、舞台が暗いレッスン部屋から場面が転換して開いた横浜スタジアムに変わるシーンは、わかっていても「おお…!」となってしまいましたもの。

 まさに、つい先日開催された横浜スタジアムのライブ『4回目のひな誕祭』が5年目そしてこれからへの決意表明だったように感じます。いやそれにしても日向坂と舞台装置として横浜スタジアムってめちゃくちゃ相性いいな(先週末から500回くらい思っています)。あと、MVのエモーショナルさが強すぎて隠れがちだけど、このブルーの短パン✖フード付きパーカー風衣装、めちゃくちゃいいです。『アザトカワイイ』の衣装を改良したものだとちらっと読みましたけど、天才じゃないか。

 そんな『恋は逃げ足が早い』のMVについてでした。それにしても、このタイトルやサビに何度も現れる「恋は逃げ足が早い」の「恋」の箇所は別の言葉に変えられそうなんですが、それを考え出すとちょっとしんみりしてしまうのでやめておきましょう。それもまた変化だとファンは受け入れなくちゃいけないものですし。

 

※以下好きなシーン。

 

 雑コラ感があるというか、中学校のクラスアルバムで各々が持ってきた思い出写真でコラージュを作っているような感じがとっても良いです。イッキさんのバス旅動画なんてまさにそれじゃないか。あとスイカ割りは『10秒天使』のMVから。

 三期生と一期生が初々しい制服姿で交わるシーンも好きです。『僕たちは付き合っている』ってマジで名曲だな……

 ジャンプしたときの姿勢が良すぎる今のめいちゃん(東村芽依さん)(推し)(可愛い)(猫)と、おそらく4年前『ドレミソラシド』のときのめいちゃん。まだまだのびしろを感じます。

 

 ヤバカワ。
 

野外✕スタジアム✕声✕日向坂(『4回目のひな誕祭』の感想文のようなもの)

 つい先日4月1、2日に横浜スタジアムで開催された『4回目のひな誕祭』に参加してきました。この記事はその感想文なのですが、あまりにも濃厚なライブすぎて記憶が1日めだったのか2日めだったのかごちゃごちゃにもなっています。それぐらい凄まじかった。なので、1日目と2日目を分けずに思い出すがままに書いていきます。曲順も適当です。

 まず最初に、野外✕野球場✕日向坂のシチュエーションが良すぎた。それに尽きますわ。めちゃくちゃ楽しかったです。野外のイベントやライブってそんなに参加したことはないですが「野外って良いよなぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!」と心底思いました。あと声出しOKになったのも大きい。コールも合いの手もめちゃくちゃ楽しかった。ライブの1発目に合いの手レスポンス曲『HEY!OHISAMA!』で客席に声出しの練習をさせたのも良かったのでしょう。前説的な感じで。ブラバンの音とメンバー✕おひさまのコールの掛け合いが続くの楽しすぎた。最初に聴いた時は「「ヘイ!オヒサマ!」はダサすぎやろ…」とちょっとだけ思いましたが(ド失礼)、合いの手はダサければダサいほど楽しいということを身をもって学びました。

 さてそんなわけで、どっから書けばいいかわからんくらい凄まじい2日間だったのですが、とりあえず、セットリストをみてほしいです(ちょっとだけ先走ってしまったけど)。はい。

 

【セットリスト】

01. HEY!OHISAMA!

02. ドレミソラシド

03. (1日目)キュン (2日目)アザトカワイイ

04. (1日目)君しか勝たん (2日目)ソンナコトナイヨ

05. ブルーベリー&ラズベリー

06. (1日目)この夏をジャムにしよう (2日目)ゴーフルと君

07. (1日目)どうする?どうする?どうする?(2日目)Dash&Rush

08. (1日目)沈黙が愛なら (2日目)好きということは

09. ハッピーオーラ

10. ひらがなで恋したい

11. (1日目)窓を開けなくても (2日目)Footsteps

12. (1日目)ナゼー (2日目)線香花火が消えるまで

13. (1日目)沈黙した恋人よ (2日目)Cage

14. 一番好きだと言っていた小説のタイトルを思い出せない

15. こんなに好きになっちゃっていいの?

16. (1日目)永遠の白線 (2日目)半分の記憶

17. (1日目)ってか (2日目)月と星が踊るMidnight

18. 青春の馬

19. (1日目)キツネ (2日目)My fans

20. 誰よりも高く跳べ!2020

21. 知らないうちに愛されていた

アンコール

22. One choice

23. NO WAR in the future

24. JOYFUL LOVE

 

 ね、やっばいでしょ?えぐない????(伝わってくれ)「こんなん両方参加しないとあかんやつやろ…」って思うくらい2日間で変えてきてますし、最近のライブではあまりやらない曲も、ひらがなけやきの曲もふんだんにぶち込まれていて、とにかく強すぎました。1日目なんて、最近じゃめっきりやらなかっためいちゃん(東村芽依さん)(可愛い)(推し)(猫)がセンターをつとめる1期生曲『どうする?どうする?どうする?』(通称「どどど」)が流れ始めた瞬間に意識失いかけましたし(ギリギリ耐えた)、めいちゃんの参加しているユニット曲(松田好花さん、河田陽菜さん、東村芽依さん)で私がひそかに「令和の方法序説」と呼んでいる『ナゼー』が始まったときは変な声が出ましたもの。まじでめいちゃんのオタクをみなごろしにするセットリストだろ。『どうする?どうする?どうする?』はステージでなく観客席にメンバーが現れて歌うという演出だったのですが、まじで近くじゃなくて良かったです。アベコベなこと書いているけど、近くだったら完全に意識飛んでた(ステージモニターにうつる爆裂スマイルのめいちゃんがバカクソ可愛かったです)。

 


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 あまりにも良すぎて2日目のCD物販で「どどど」が収録されている『君しか勝たん』type Cを買い増ししたんですが、家に帰って冷静になってみたらそれは流石に意味不明ムーヴでした。

 

 そして、2日目にはこれまたライブでは全くやってこなかったあやちゃん(高本彩花さん)センターのユニット曲『Footsteps』が披露されたんですが、これもものすごい反響でした。曲が発表された瞬間、スタジアム全体が「おお…!」と揺れた感じ。高本彩花さんは最近髪の毛をボブにされていて、とにかく画面に映る高本さんがバチクソに可愛かったです。

 「ははーん。なるほど1日目はめいちゃんのオタクをころすセットリストで、2日目はあやちゃんのオタクをころすセットリストなんだな…?」と、そんなことをのんきに思っていたら『Cage』が始まって、2日目もめいちゃんのオタクがついでにころされました。いや『Cage』て。『Cage』は東村芽依さん河田陽菜さん金村美玖さん丹生明里さんのユニット曲で、有観客で最後に披露されたのはたしかに2020年とかでした(記憶は曖昧です)。その後のMCでも話していましたがマジで東村さんは羽が生えて羽ばたいてるのかってくらい憑依していました。軽やかな振り付けが印象的な曲で、めちゃくちゃ好きなんですよ。気がついたら私はボロボロむせび泣いていましたもの。「ぅぐぅ…ヒック…ぁああ…めいめい…ヒック…」って感じで。嗚咽漏らしながら。隣の席の人はさぞドン引きだったでしょうにかわいそうに。


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 あと、印象的だったのは3期生曲。1日目の『この夏をジャムにしよう』も2日目『ゴーフルと君』もどちらも合いの手の超楽しい曲だったのですが、それよりなにより『一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない』(通称「小説」)。これがとっっっても良かった。この曲、もともとは上村ひなのさんのソロ曲なのです。今でも覚えているのは2019年のひなくりで披露された時のことで、当時中学生だった上村さんが幕張メッセの会場でステージでたった一人っきりで歌いあげていました(しかもダンス+生歌)。まさに全身全霊をかけて命を削りながらステージで、痺れるような緊張感のあるパフォーマンスでした。その当時は3期生はたった一人だけで、加入して間もなく、余裕もなかったのでしょう。曲の途中で語りのパートがあるのですが、悲痛さすら感じましたもの。それが時を経て、新たに加入した3人の新三期生(髙橋未来虹さん森本茉莉さん山口陽世さん)といっしょに披露されたものですから、めちゃくちゃエモーショナルでした。曲途中の語りパートも余裕のある明るい声のトーンになっていて、曲終わりの3人のいるステージに上村さんが合流するという演出が素敵すぎた。この曲のMVが「主人公の上村さん以外の人間が世界から誰一人としていなくなってしまう」というまさに小説のような設定なのですが、その物語のラストシーンでようやく仲間を見つけたというような、そんな大団円のエンディングを思わせるような演出でした。1人だけの物語が途中で仲間を見つけるストーリィに分岐したかのような。


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 また、この「小説」はエモーショナルソングなのですが、上村さんが中央ステージで歌っている間に、仲間3人が客席に向かってトスバッティングでボールを打ち込みまくってて、それが真面目な主人公に悪い友達ができてしまった感があって微笑ましかったです(この曲でぇ???とちょっとだけ思ったけれども 笑)。

 4期生曲も良かったですね。『ブルーベリー&ラズベリー』はライブでやる度にどんどん4期生の笑顔が増えていってましたし、「おもてなし会」でも披露された4期生verの『青春の馬』なんてほぼドキュメンタリーじゃないか。強い応援ソングが後輩に脈々と受け継がれていく光景ってのは、胸にくるものがありますもの。また、ひな誕祭の直前に膝を痛めてステージに出られないことが発表された山下葉留花さんが4期生のMCパートで登場した時は「良かったぁ」と胸をなでおろしました。ラスト曲『JOYFUL LOVE』でも松葉杖をつきながらも笑顔で参加していて、「なんて強い子なんだ…!」とおじさんの私は泣きそうになりました。

 4月19日発売の9枚目シングル『One choice』の初披露ももちろんありました。センターのにぶちゃん(丹生明里さん)のサイリウムカラーのオレンジと、そして本当は出演しない予定とアナウンスされていた影山さん(影山優佳さん)がこの曲には参加していて、そのサイリウムカラーの赤で横浜スタジアムが染まっていました。この曲、MVで観たときよりも生のライブで観たときのほうがめちゃくちゃ良いです。舞踏会のような鮮やかなドレスやパンツスタイルでパフォーマンスをするメンバーがとにかくきらびやか。曲の途中にはフロントメンバーがころころと入れ替わって、メンバー4人を従えためいちゃんがセンターに出てきたり、クラシックバレエガチ勢の3人(潮紗理菜さん松田好花さん濱岸ひよりさん)が躍り出てきたりと、とにかく目まぐるしくて見ていて飽きない振り付けになっています。曲終わりのMCでにぶちゃんが感極まって涙を流していた姿もとっても素敵でした。あと、1日目のラストの方のMCで、うるうるしながらコメントを紡いでいるにぶちゃんの横で、としちゃん(加藤史帆さん)がずっとにぶちゃんのお尻を撫でてたのがなんか日向坂っぽくて良かったです。としちゃんなりの愛情表現なのでしょう。


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 最初の方にも書いたのですが、ひらがなけやき時代の曲もたくさんやってくれたのも超良かったですね。『ひらがなで恋したい』『ハッピーオーラ』『沈黙した恋人よ』『線香花火が消えるまで』『永遠の白線』『半分の記憶』と怒涛のセットリスト。『沈黙した恋人よ』めっちゃ良かったんだよなぁ…(しみじみ)『ハッピーオーラ』『ひらがなで恋したい』は両日披露されましたが、『期待していない自分』の衣装を身にまとった新三期生の3人も自然に入っていて、なんかグッときました。昔の曲だってまだまだ進化し続けられるんだって。

 あとはなんでしょうね。今回の「ひな誕祭」がちょうど舞台の期間と被っていて参加曲を抑えていたみーぱん(佐々木美玲さん)がワンポイントリリーフのごとく『アザトカワイイ』『My fans』はしっかりキメているところとか超カッコ良かったですし、MCで一期生のノリで会場をダッシュさせられているのも笑いました。さすがイッキさんって感じです(Japanese runnning girl)。『月と星が踊るMidnight』ではセンター齊藤京子さんの柔らかい表情が次の『One choice』センターのにぶちゃんへのエールのように感じましたし、『誰よりも高く跳べ!2020』『NO WAR in the future』は声出しOKになったこともあって爆発的な盛り上がりっぷりでした(曲中にめいちゃんがかほりん(藤嶌果歩さん、めいちゃんを推す4期生)と抱き合っているの私は見逃さなかったね)。『ドレミソラシド』でカメラが指先「ヒ」ポーズからのパンして小坂さん(小坂菜緒さん)の顔面は強すぎましたし、『JOYFUL LOVE』で虹色に染まった横浜スタジアムはとにかく美しすぎた。今すぐ文化財に登録してくれ。

 そんな、怒涛の凄まじいライブでございました。めちゃくちゃ駆け足な感想文でした(本当はもっと書きたいこといっぱいあるのだけど時間がない悔しい)。

 「野外✕スタジアム✕日向坂」のシチュエーションもはちゃめちゃに素晴らしかったのですが、やっぱり声出しOKって良いもんですね。2月に開催された4期生の「おもてなし会」のときにも感じましたが、その時は配信で観ていただけなので、自分もそういう場に久しぶりに参加して改めて感じました。やはり人間というのは元来「声」でコミュニケーションをとる動物なわけで、声(ライブにおける合いの手やコール)が演者と観客がその場(ステージと客席)で存在を確かめ合う装置として機能しているのです。前にも書いたことですが。少し前に「言語が異なる人間同士(国が違うとか)でも、お互いに「伝えよう」という意思がそこに存在すればコミュニケーションは成立する」という内容の本を読んだのですが、まさにそれを思いました。いや(今回は)言語は同じなんだけどね。演者から、そしてファンからの双方向の「届けたい!」「応援したい!」という思いを確かめ合えるのがライブにおける「声」の役割であって、インタラクティブな「声」のやりとりはぐんぐんと増幅されスタジアムを満たしていくわけで、こんなの愛だろ。愛としか言いようがないだろ。まぁ結局何が言いたいかというと「ひな誕祭めちゃくちゃ楽しかったなぁ!」ということです。それに尽きます。

 

※以下おまけ

 

 

 

 

1日目私。

2日目私。

 

 久しぶりに関東に行ったついでに恐竜博も予約して見てきました。まぁ、アイドルも恐竜も「アツくて儚い」という点で同じですからね。