後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

 2月21日。月曜日。一つ前の記事タイトルに「好きなパンデミックSF作品は『ブラッド・ミュージック』」と書いたけれども、よく考えたらあれはパンデミック小説よりもパニック小説に当てはまるんじゃないか?と後になってふと思いました。しかしながら、パンデミックが起こればそりゃパニックにもなるし、逆にパニックの起こらないパンデミック作品もないので、悩ましいところです(集合論的に)。パニック作品(と一般的に呼ばれているもの)ならば、他に瀬名秀明パラサイト・イヴ』が好きでございます。

 さてそんな月曜日。今年も確定申告の時期を迎えているわけですが、案の定面倒くさくてあまり進んでおりません。毎年やっているはずなのに、いっこうに覚えられず今年も調べながらやる羽目になっております。誰かがつぶやいていましたが、年1回だから駄目なのでしょう。月1回ならば嫌でも覚えられるのでしょうに(それはそれで煩雑さに文句を言っているだろうけれども)。そもそも、毎年ぼやいていますが、納税する側が申告をしなくてはならない制度が意味不明ですよね。しかも同じ金額の収入があっても申告の仕方によって収める額が変わってくるってのも理不尽なシステムです。多く納税させるためにワザと複雑にしているとしか思えません(そういうシステムはこの世に山程あるのでしょうけれども…)。

 「人権」という言葉の取り扱い方が話題になっています。是非は別としてネットスラングとしてはよく見かけるし、特にオタク界隈では自虐としてよく聞くフレーズではあるけれども(「(ライブに当たって)人権が認められた」とか)、それがこんなにも炎上することになるのか…と感じました。おそらくご本人も狭い界隈の中でポロッと言ってしまったのでしょう。今回は「人権」という言葉が焦点となっていますが、こういったある言葉・フレーズが別の場面でスラング化して使われている例ってのは探せば山程あります(それが炎上するかどうかは別として)。個人的には「公開処刑」や「〇〇テロ(飯テロとか)」というフレーズが、ちょっと元の言葉としての意味が強すぎて使いたくない言葉だったりするのですが、炎上することはなく一般的に使われていたりするので、もはや一体何が大衆の怒りの琴線に触れるかわかりませんね。ムツカシイ世の中です。そんなことを一連の騒動を見ながら思いました。

 …と思っていたら、つい先日放送・配信された『日向坂で会いましょう』最新回の企画で、齊藤京子さんが「人件費」を「人権費」と書き間違えたフリップを出していて「お!一石投じてる!」なんて思いました(別に投じてはない)。