後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

車の話

 つい先日、車を乗り替えた。本当であれば新しく車を買うのはちょっときつかったのであるが、前の車を車検に通すためには修理が必要でその費用に42万円かかると言われてしまい、ゲロ吐きそうになったので手放すこととなった。いや42万て。もともと中古で60万円くらいで買った軽やぞ。

 そんなわけでぷりぷりと怒っていたのであるが、地方に住んでいるため車の有無は死活問題である。しかも車検の期限までに2週間ほどしかなく、早急に手頃の車を購入して乗り替えたのである。 

 前の車はダイハツのネイキッドという車種で、なかなか気に入っていた。画像を検索してもらえばわかるけど、何より形が良い。まるで工場の製造途中で出荷されてしまったようなチープで無骨な感じが良いのだ。まんまるのヘッドライトも愛嬌がある。また、この車(ネイキッド)はダイハツの出してきた車の中でもまぁ売れなかったのも良い(ド失礼)。その後、スズキのハスラーが爆売れしているのを見ると、きっと時代が追いついていなかったのだろう。

 そんなネイキッドちゃんを10年ほど前に中古で購入し問題なく15万kmほどは乗ったので、きっと寿命だったのだろう。エンジンを新しくすればまだ車検は通せるらしいが、整備工場の人にもやんわりと「もう限界かもっすねぇ」的なことを言われてしまったので渋々乗り替えた。

 で、新しく買ったのがスズキのスイフトである。我ながらツマラナイ選択をしてしまったとも思うが、時間もお金もなかったので仕方ない。なにより値段が激烈に安かった。今回も中古車ではあるが、コミコミ35万円というバカみたいな値段だった。ETCもナビもついている。事故車ではないのだが、本当にちゃんと走るのか心配になるレベルである。高速とか走ってたらポロポロ部品が取れていくのではないだろうか(最後はハンドルだけを持った私が走っている光景)。納車されて200kmほど走ったけど今の所問題はないのでこのまませめて2年くらいはもってほしいところ。

 また、コンパクトSUVというなんの面白みもない選択をしてしまったので、せめてもの思いで全身ブルーのスイフトにした。前のカクカク自動車に比べると丸くて潜水艦っぽいフォルム、そして全身どブルーなので「青の6号」とでも呼んでいこうかと思う。隠れた名作。