後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

キツネ・鳥・猫

 12月31日。土曜日。よく晴れた良い天気の大晦日でした。まぁ大晦日と言っても毎年過ごし方はいつもと変わらないのですが…(元旦も同じ)なので今日も昼間に研究室に行き、少しだけ作業をしました。さすがに大晦日なので人は殆どいませんでしたが、そのおかげでだいぶスムーズに機器を使えます(それだけは本当に助かる)。夕方まで作業をし、今日は早めに帰りました(それが唯一の年末っぽさ)。

 紅白はつい先程の日向坂46さんの『キツネ』のパフォーマンスだけ確認できました。本当ギリギリのタイミングでした(まーじで間に合わないかと思った…) なんだかんだ、やっぱり『キツネ』は盛り上がるしお祭り感あって紅白に合っているなぁ…とテレビの前で普通なことを思いました。

 あと衣装がなんかめちゃくちゃアイマスっぽさがあった(クソデカ数字だけもうちょいなんとかならんかったのかしら…)。いやはや、ベリーキュートなステージでございました。もちろん猫(キツネ)こと東村芽依さんは最高に可愛かった。

 あとジャンボリミッキーって本当にあったんだな…(本物をみたことなかった)

 そんな紅白の感想です。

 

 最近読んだ本の話。濱尾章二『「おしどり夫婦」ではない鳥たち』を読みました。岩波科学ライブラリーは手軽に読めるわりに、内容はしっかりしている良シリーズです。おそらく2022年のラスト本。

 「おしどり夫婦」という言葉があるように、なんとなく鳥類は一夫一妻のパートナを作る動物だと思われています。しかし、すべての鳥が一夫一妻なわけではなく、ゴリラやセイウチのようにハーレムを作るものもいるし、一夫一妻制の種だってオスもメスも浮気しまくりなことについて解説した、身もふたもないような本です。そこには人間の倫理観は通用せず、でもそれが野生で生きる鳥たちの繁殖戦略なのでしょう。我々が思っている以上に鳥たちは強かに生きているのです。パートナの話の他にも、カッコウの托卵についてや、オスメスの産み分けができる鳥の話(これは私も初めて知りました)など、繁殖活動ひとつとってもそのテーマはバラエティに富んでいます。なかなか面白かった。

 そんな年末にふさわしくない本で締めた2022年でございました。