後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

2022年を振り返らない

 記憶力が悪いのでその年の出来事などほとんど覚えていないので振り返ることもないのですが(だからこそブログに残しているとも言える)、今年も色々と本を読んだことだけは覚えています(本棚に残っているから)。なので、2022年に読んで面白かった本をいくつか。それぐらい今日は暇です。

 

【フィクション編】

 一応、誰に言われたでもなく5冊に絞りました(きりがないので)。毎年だいたい早川書房か河出書房新書、東京創元社の本が割合が多いです(次点で講談社筑摩書房)。

 発売は2021年だったですが、やはりSFではアンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が爆発的に面白かったです。いろんなメディアでも紹介されてましたし、アマゾンの評価数も3000ほどで、知っている人も多いことでしょう。映画化もされるみたいですしね。なんというか、ハンバーグ定食ご飯大盛りエビフライトッピング、みたいな設定もりもりでお腹いっぱいになりました。それが『プロジェクト〜』の魅力です。また『プロジェクト〜』に並んで『三体』シリーズが展開していて、そっちもここ数年は話題には上がっている作品ではあるのですが、『三体』はシリーズが多すぎて(公式二次創作とか三体0とか)、ちょっとだけ引いちゃっています。『シュタゲ』シリーズを追いかけている時のような感覚。

 そんな世間的にも話題になった作品以外だと、SF作家が架空の国同士で書簡のやり取りを行う『ゆきあってしあさって』、表題作品の気持ち悪い設定(人間が高次生物に支配され家畜のように生かされている)が魅力的な『血を分けた子ども』が好みでした。でもこれらの作品、全然話題に上がらねぇの(なんで?)。『ファイト・クラブ』でおなじみのチャック・パラニューク『サバイバー』も気味が悪くて最高に良かったです。人には勧めづらい作品ですが。来年1月にはパラニューク『インヴェンション・オブ・サウンド』が出版されるそうで、今から楽しみです。今年の11月には人間性とAI、ロボット、コンテンポラリィダンスがテーマの長谷敏司プロトコル・オブ・ヒューマニティ』にまくられました。

 

 

【ノンフィクション編】

 小説作品に限らず、ノンフィクションも色々と読みました(割合は6:4ぐらい)。ノンフィクションはできるだけ趣味とは違うような本も読むようにしているのですが、結局面白かったと感じるのは趣味や専門の本だなぁ、としみじみ感じました。如実に癖が出るチョイスです。

 

 今年は進化に関する本を多く読みましたが、なかでもつい先日読んだばかりのモーテン・H・クリスチャンセン&ニックチェイター『言語はこうして生まれる』、そして進化を運動機能の面から解明するマット・ウィルキンソン『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか』がかなり面白かったです。どちらも「進化」を様々なアプローチで説明しようとしています。あとは、皮膚についてもっとちゃんと考えてみようというのニッチなテーマのモンティ・ライマン『皮膚、人間のすべてを語る』も興味深かったです。銀河ヒッチハイク・ガイドの著者ダグラス・アダムスが希少動物を見に行く『これが見納め』は著者らしいユーモアたっぷりの名著でした(単行本は絶版していたので、この文庫版の復刊は本当にありがたかった)。生物関係の本が多い中で浮いていますが、『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』もアイドル好きにはぶっ刺さりました。

 そんな2022年の読書でした。

 

ーーー

 せっかくなので読書の記録以外も。

 今年書いていて楽しかった記事(読んで面白いかどうかは別)をいくつか。

 

1. 「いじわる選手権」を考える

 テレビ朝日の番組「キョコロヒー」の企画「いじわる選手権」を見ていて思ったことを書いたやつ。いじわるって奥深い。

sibainu08.hatenablog.com

 

2. 団欒の象徴シチュー

 シチューを作ったときの記録(お料理ブログみたいだ…)。オチが予定調和というかあざとすぎたなぁ…とちょっとだけ反省もした。食べ物シリーズはもっと書いていきたいところ。

sibainu08.hatenablog.com

 

3. 生活の印象の印象

 樋口恭介氏『生活の印象』を読んで思った読書感想文のようにみせかけて、その時に感じていた諸々のことを書いたやつ。

sibainu08.hatenablog.com

 

4. 東村芽依は時空を超える

 日向坂46東村芽依さんの1st写真集『見つけた』の感想文。もはや説明不要。

sibainu08.hatenablog.com

 

 そんな2022年の暮れを生きています。