後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

天命・ひも・三葉虫

 10月13日。木曜日。朝晩は肌寒かったものの、昼間はよく晴れた秋らしい一日。すこぶる過ごしやすかったです。実験室の片付けをしたり、あとはずっとデータをまとめていました。少し前に実験に必要な試薬を注文したのですが、それがなかなか届かず、もどかしい時間を過ごしています。

 

 日向坂46さんの4期生の個人PV(四期生ドキュメンタリー)が昨日から一人ずつ公開されています。その中で、今日公開の神奈川県出身の宮地すみれさんの動画が、舞台が岐阜県養老天命反転地であることで話題になっていました。この養老天命反転地は日向坂46『JOYFUL LOVE』のMVの撮影地であることがファンの間ではよく知られているのですが、その日向坂46(とファン)にとっても大事な曲の舞台で撮影されていることで「日向坂のガチファンの子だ…!」と話題になっていたのです。

 養老天命反転地は私も2年ほど前に行きましたが、なかなか面白い場所です。私も最初は聖地巡礼目的で行ったのですが、行った後から「せっかくだからちゃんと調べてみよう」と思って色々調べました。造られた経緯のこととか、デザイナーの荒川修作とマドリン・ギンズのことも。

sibainu08.hatenablog.com

 その時に書いた記事がこれです。養老天命反転地と『JOYFUL LOVE』を結びつけて語ろうとして、なんだかよくわからなくなったやつ。

 そのことを思い出しました。久しぶりにまた行きたいねぇ…

 

 最近読んだ本の話。

 最近はフィクションが多かったのでバランスをとるために(?)、ブルーバックスを2冊。大栗博司『超弦理論入門』はいわゆる超ひも理論についての入門本。入門本といってもなかなか骨太な内容で、読みながら10回くらい「なんじゃそれ!」と叫びたくなりました。なんとか読み終え、ぼんやりと理解した(つもりになっている)けど、多分理解できてない部分の方が多い。

 それに比べてたら土屋健『生命の大進化40億年史』のまぁわかりやすいこと。そして面白い。なによりイラストが豊富で眺めているだけでも楽しめます(子どもかな?)。三葉虫が絶滅したりギリギリ生き残ったグループがいたり、の歴史を繰り返していたり(最終的にはすべて絶滅した)、アンモノイド類(後のアンモナイトが含まれるグループ)が元々は真っすぐ伸びた貝だったのが進化に伴ってだんだんと貝が巻いていくよう変化していったりと、興味深い話が多かったです。意味わかんねぇ化石が発掘されて、研究者同士で怒涛のやり合い(仮説→否定→否定の否定→再仮説)があった話などは、なんというか耳が痛かったです。

 この巻は古生代編なのですが、恐竜がメインの中生代編も、いよいよ哺乳類が爆増した新生代編も楽しみです。はやく出してくれ。