後ろ向きには最適の日々

雑駁なあれこれ

恐竜の夏、日本の夏。

 8月2日。火曜日。今日も朝から激烈に暑かった一日。最高気温39℃だってさ。死なす気か。これだけバカみたいに暑いのにも関わらず、私の車は冷房が全く効かないので運転中は毎回汗だくです。毎年、夏に入る前に今年こそはエアコンガスを入れてもらおうとは思うのですが、あと3ヶ月だしなぁ…あと1ヶ月だしなぁ…とだらだらやっているうちに夏のシーズンをやり過ごしています。そういう節約方法。

 朝から研究室へ行き作業を進めては、ウンウン唸っていた一日でした。動きの少ない日が続いています。あまりに進捗がイマイチだったので、途中で作業を切り上げて映画を観に行ってやりました。映画ぐらい観ないとやってられんわ。

 そんなわけで、『ジュラシック・ワールド』の新作を観ました。いやー面白かった。ストーリーはツッコミどころ満載でいつものああいう感じで、大して捻りもなかったですが、そんなものはどうでも良いのです。バカでかい恐竜が動いて走って戦っているシーンが大迫力で観られる、ただそれだけで良いのです。それだけで元が取れますし、それこそが恐竜映画の醍醐味ってわけなのです(なので全然腐してません大満足でした)。

 ただ、気になったことが少しだけ。恐竜の研究も進んでいて、一昔前に「こうだろう」と考えられていたことが、新たな知見によってアップデートされていることがけっこうあったりします。しかし、それが映画になると、やはりエンタテイメント性が重視されるのか一昔のイメージのままだったりするのです。ベタなところだと、いつまでたっても映画に登場するTレックスは羽毛が生えてなくて(爬虫類のような鱗に覆われていて)、歯はむき出しであるとか。学術書や一般向けの図鑑ではそのへんもしっかり改訂がされてたりするのですが、映画の場合だとそのままなので、そのせいで大衆にはなかなか定着しないんだろうな、と思うのです。映画のおかげで恐竜に興味を持つちびっこが増えるのは素晴らしいのですが、その一方で恐竜映画の功罪でもあると思うのです。まぁ、フィクションだと言われたらそれまでなんでしょけれども…

 あと、ジュラシック・ワールド、すげー長い。観に行く前に確認したら2時間47分で笑っちゃいました。これだけ長いと、上映前のCMの時間が余計に腹たってしょうがないです(別にジュラシック・ワールドに限らないけど)。なんでお金払って観てんのに15分間も最新映画情報やら企業広告を観なくちゃいけないのかね。これに関しては昔か思っていることですけど、せめて映画が終わったあとに流して、見たい(見てもかまわない)人だけが見るようにして欲しいものです。そうすると誰も見ないのかもしれないけど…

 そういう火曜日でした。